現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙5 > 843.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
厚生労働省兵庫労働局の備品購入をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された同局職員、斎藤剛容疑者(43)が、出入り業者数社と共謀し、支払代金の一部から2年間で約1億円の裏金を捻出(ねんしゅつ)していた疑いがあることが30日、関係者の話で分かった。
同労働局は内部調査の結果として、国の補助事業費の一部をプールする形で約3000万円の裏金づくりがあったことを認めているが、新たな疑惑発覚で内部調査そのものの在り方も問われそうだ。
兵庫県警捜査二課は同日、兵庫労働局を家宅捜索。斎藤容疑者が在籍していた職業安定課を中心に経理関係の資料などを押収し、出入り業者との癒着の実態や、裏金づくりなど組織的な不正経理の解明に乗り出す。
関係者によると、斎藤容疑者は同課にいた1999−2000年、業者らと口裏を合わせコピーのトナーなどを購入する際、新品を発注した形にして実際は4分の1程度の価格のリサイクル品を納入させ、差額を業者側と分配。斎藤容疑者の取り分を裏金としてプールしていたという。
斎藤容疑者は内部調査で判明した約3000万円の裏金づくりでも、管理していた通帳などで約2700万円を引き出す“実行役”で、資金は自分の机の引き出しに保管、二十数回にわたって支出していたとみられる。
捜索を受け、稲葉信重兵庫労働局長は「職員が逮捕され、労働局が家宅捜索を受けた事実について非常に厳しく受け止めている。当局の捜査に協力し、事実の解明を待ちたい」と話した。
(09/30 15:28)
http://www.sankei.co.jp/news/040930/sha058.htm