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(回答先: 日朝実務者協議:拉致問題の新たな安否情報、提示されず [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 26 日 01:57:56)
北朝鮮の拉致問題などをめぐる日朝実務者協議は26日、2日間の日程を終了した。北朝鮮側は安否不明の拉致被害者10人に対する再調査の「途中経過」を口頭で説明。横田めぐみさん、有本恵子さん、石岡亨さんの3人について、2年前に日本側に伝えた調査内容を一部訂正、追加した。北朝鮮側が公式にこれまでの説明の誤りを認めたのは初めてで、当初調査の信ぴょう性が一段と揺らいだ。
横田さんに関しては「93年3月に病院で死亡」としていたのを、「同年6月まで病院に入院」と報告した。ただ、いずれも「8人死亡、2人未入国」との結論を覆すものではなかった。
日本側は裏付けとなる資料の提供を迫り、次回協議を遅くとも11月半ばまでに開催し、ほかの安否不明者の消息も含め再回答するよう求めた。北朝鮮側は「持ち帰り検討する」と答えた。また、日本側は再調査を実施している北朝鮮の調査委員会メンバーの公表や、日本側との面会実現も要求した。
政府関係者によると、北朝鮮側は、横田さんのその後の消息には言及しなかった。横田さんに関して、日本側は8月の前回協議で93年3月以降の生存情報があると追及していた。有本さんと石岡さんについては、2人が結婚3年後の88年11月に招待所で就寝中、ガス事故で死亡したという点は変更せず、「招待所に来たのは事故の前日だった」と補足した。
26日の協議で、日本側は経過報告の疑問点をただしたが、北朝鮮側はそれ以上の追加説明はせず「日本側の関心はよく分かった。調査委員会に伝え、さらに調査を進めたい」と表明するにとどまった。日本側は「具体的な資料や証拠が提供されることが大事だ」と迫った。
この日の協議は北京市内の北朝鮮大使館とホテルで、計5時間余り行われ、日本から斎木昭隆外務省アジア大洋州局審議官、北朝鮮から宋日昊(ソン・イルホ)外務省副局長らが出席した。(共同)
◇
25、26両日行われた日朝実務者協議の概要は次の通り。
【安否不明の拉致被害者10人の消息】北朝鮮側は8月の前回協議後の再調査で数人の入国後の動向が一部判明したと説明。2年前の調査結果の一部誤りを暗に認めたが、「8人死亡、2人未入国」とのこれまでの結論を覆す情報はなし。日本側は説明を裏付ける資料の提供と、ほかの不明者も含む調査の徹底を要求。遅くとも11月半ばまでに次回協議を開き、再回答するよう求めた。北朝鮮側は「調査委員会に日本側の関心事項を伝え、さらに調査したい」とし、次回会合は「検討する」と答えた。
【ミサイル】日本側は最近の北朝鮮ミサイル基地周辺の活発な動きに重大な懸念を表明。両首脳が発射凍結を確認していることを強調。北朝鮮側は「外務省として十分に把握していない」と述べるにとどまった。
【日朝安全保障協議】日本側は日朝平壌宣言に基づき両国の安全保障協議を早期に立ち上げるよう提案。北朝鮮側は「持ち帰り、部内で検討する」と回答した。
【6カ国協議】日本側は、北朝鮮が6カ国協議の9月開催に応じなかったことを「極めて残念」とし早期開催に応じるよう迫った。北朝鮮側は「本国に伝える」とした。
【よど号乗っ取り犯の帰国】日本側は「犯人と交渉、協議の余地はない」と強調、本人たちに伝えるよう求めた。北朝鮮は「日本内部の問題と考えているが、関係者に伝える」と応じた。
【食糧支援】日本側は「(国民に行き渡るか)モニタリングを重視している」と要員派遣を表明。北朝鮮側も「異存はない」と答えた。(共同)
(09/26 22:59)
http://www.sankei.co.jp/news/040926/sei084.htm