現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙5 > 611.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 中国・江沢民氏、軍トップ辞任 後任に胡錦濤総書記 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2004 年 9 月 20 日 06:43:46)
胡温政権 軍権掌握までは時間
【北京=伊藤正】中国共産党四中総会での江沢民中央軍事委員会主席辞任の背景はなお不透明だ。総会開幕後も、共産党筋は「江氏が内部の会合で辞意を表したのは事実だが、真意ではない」と述べていた。胡錦濤総書記を牽制(けんせい)する「駆け引き」というのだ。
胡錦濤総書記と温家宝首相の政権枢軸は発足以来、腐敗や格差拡大を深刻化させた成長優先の江沢民路線から、経済、社会などのバランスを取る路線へ転換し、沿海部や大都市での投資を厳しく規制する一方、三農(農業、農村、農民)対策など弱者救済策を強化してきた。
胡温政権の政策に対しては、上海など沿海部の指導部から、経済発展軽視との批判があり、上海グループの総帥である江沢民氏もしばしば不満を述べたと伝えられてきた。しかし胡温政権は国民の支持をバックに、「親民政策」を推進、四中総会の議題「執政能力強化」も、党官僚が権力をかさに私利をむさぼり、国民の不信を募らせる制度の変革が目的だ。
こうした胡温路線を阻止する力は江沢民氏にはないのが現実だ。江氏は辞任と引き換えにかつてのトウ小平氏同様、最高権力者の地位保障を胡錦濤氏から取り付け、巻き返しの機をうかがう戦術に転じたとみられている。胡氏は江氏を慰留した際、「指導の継続」を要請したと伝えられる。
軍事委主席在任十五年間に培った、江氏の軍への影響力は絶大であり、胡錦濤氏が真の軍権を握るまでには時間を要する。
その間、中国では胡温体制と上海グループという「二つの司令部」の権力闘争が激化するとみられている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/20iti002.htm