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(回答先: 胡温政権 軍権掌握までは時間 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2004 年 9 月 20 日 06:51:26)
朝日新聞9/207面「視点」
東洋学園大教授(中国政治)朱建栄氏
順当な辞任 引き時判断
総書記交代から約2年での江氏の辞任は大きく見れば順当なものだ。江氏が提唱した「三つの代表」思想が党規約、憲法に入り、歴史的地位を確保した。トウ小平氏の改革開放路線を引き継ぎ、軌道に乗せたという歴史的な評価も固まり、「やるべきことはやった」という雰囲気がある。
なぜ今回なのかは少し唐突感もある。今夏のトウ氏生誕100周年時に、トウ氏が89年に軍事委主席も退いたことが強調されたことや、党長老や外部から留任を疑問視する声が出て、引き時と判断したのではないか。
胡錦涛国家主席が江氏を追い落とそうとしていたら逆に今回の禅譲はなかった。胡氏は新型肺炎SARSへの対処以来、江氏を立てながら我慢強く独自カラーを浸透させたことが功を奏した。
胡政権は今後1、2年かけて完全に確立されていくだろう。軍事委副主席に江氏の腹心、曽慶紅国家副主席ではなく、徐才厚氏が就いたことから江氏は決定的な影響力を持っていないことが分かる。アドバイザー的な役割にとどまるだろう。