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(回答先: 天木直人・メディア裏読み 9月16日 大量破壊兵器は存在しなかった ほか 投稿者 天木ファン 日時 2004 年 9 月 16 日 17:59:29)
パキスタンの核開発について、天木さんは大変に気になる事を書かれました。
パキスタンは「(日本が)核武装していたら原爆を落とされずに済んだ。パキスタンはその歴史から学び、核開発を選んだ」と言ったそうでありますが、しかし、第二次大戦で日本が核武装していても、米国は原爆を投下したでありましょう。また、日本が米国に原爆を投下しても、それでも米国は原爆を投下したでありましょう。したがって、核戦争になっていた筈であります。今では抑止力としての効果も弱まりつつあります。米国などは、小型の核兵器なんかは使いたいと思っているでしょう。小型核兵器の抑止力は弱まっています。危険な危機的な時代になりました。従って、被爆国の私たち国民は世界の平和運動の先頭に立つ決意を持つことが本当は必要なのです。
これは、私が複数の人から聞いた話ですが、重要な事と思ってきているので此処で明らかに致します。
先の大戦中に日本も原爆の開発を熱心に行っておりました。この時の技術と開発の成果は実は大変に進んでいたそうなのです。
それで、ある程度の開発成果を得たところで、陸軍の参謀総長であったか大臣であったかは忘れましたが、そういう立場の人が(昭和)天皇陛下にその成果を報告申し上げたところ、
陛下は、「即刻にその成果を廃棄せよ。そのような残酷な兵器を使ってはならぬ。我が国が先にそれを使えば、相手方はそれの何倍かの規模でその特殊爆弾を使って反撃するであろう。それに、先に使えば我が国は先々において世界中から『初めて原爆を使った国』として非難され続けるであろうから。」と仰ったそうなのです。
ところが、陛下のご命令にもかかわらず、陸軍はさらに開発を進めた結果、遂に事故が起きてしまったそうです。その事故の事が陛下のお耳に入ってしまいました。
陛下は強くお叱りになり、「まだやっておったのか、直ぐに研究・開発を止めてしまえ。」と仰ったそうであります。
それで、総て廃棄されたそうです。
その後、二発の原爆を日本は落とされたのですが、昭和天皇のご判断が正しかったことは今の日本人が考えれば明らかな事でしょう。
しかし、戦時中の日本人なら、陸軍に限らず誰しもが陛下のように考える事は出来なかったでありましょう。パキスタンの人達は戦時中の日本人と同じ考え方をしています。インド人も同じでしょう。日本は米国への追随を止めて、パキスタンとインドの間の平和への仲介を行うべきなのです。
天皇というお立場の方は、普通の立場の人とは「知恵?の働き方」が違うのです。
昭和の始めの頃に昭和天皇は、政治家や軍人に、大陸での行過ぎた行動をお叱りになりましたが、これについて政治家・軍人が真剣に耳を傾けていれば、日本の運命も意外な好転を見たかもしれないのです。
平成天皇はカンボジア紛争の終わった頃と記憶しておりますが、
「我が国は武力による平和を望まない」と仰られたと記憶しております。全く正しいではありませんか。今の日本の政治は、残念ながら逸脱し、陛下のお言葉を無視しております。陛下のお言葉は戒めでもあろうと私は考えています。
戒めを破った結果は自分で受けるしかないでしょう。