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(回答先: 「郵政民営化」反対勢力にびびる自民・民主両党(週間メールジャーナル) 投稿者 真理を愛する者 日時 2004 年 9 月 16 日 07:55:08)
>真理を愛する者さん
とりあえず、このような意見もあるとのご紹介感謝致します。
ただ、できれば少しコメントを付けて頂ければと思います。
他人の意見の紹介だけでは「真意」が分かりません。
さて、川崎明さんのご意見ですが
いくつか、詭弁的手法があります。
【政治家としては、必ずしも全員が「小さな政府」に反対の立場ではなく、自らの選挙民に対するパフォーマンスとして反対の意思表示を強いられている側面がある。】
【極く一部の妄信的郵政信奉者が、程度の低い政治番組に出演し民営化批判を言い募ったり】
と云うのは「小さな政府」反対派の議員は極一部で程度が低いとの誘導です。
それならば、党議拘束を外し、堂々と地域住民の前で「郵政民営化賛成」の意見を述べるべきだと主張しなければなりません。
【今のままでは生保も銀行もこのような反近代的、自己保身の反対勢力と同列に見られてもしかたがない。】
と云うのは銀行、生保のふがいなさを戒めていると同時に、「大きな政府」思考を「反近代的、自己保身」のものと決めつけています。
つまり、川崎さんは「自分に自信を持つエリート意識を有する、『小さな政府論者』であり、誘導していると言う事です。
【一日も早く完全な同一競争条件のもとで、国民・消費者の選択肢が増える金融・保険商品の提供体制を確立する努力をすべきではないか。】
は外国追従思考でしょう。弱肉強食社会を是とするかは意見が分かれるところですが、外国資本と国内資本の企業が「本当に公平な競争」と言えるでしょうか?完全な同一競争条件と云うのは「幻想」であり「詭弁」だと思います。
ならば、安全のため「虎の子の部分は絶対安全と思われる場所に預ける」のが普通の思考でしょう。
【郵政民営化を踏絵にした「大きな政府」党と「小さな政府」党に別ける、政界再編成をやってみるのも一法かもしれない。】
は全くその通りです。元々Kは二大政党制ならばそうでなければいけないと主張しています。
いずれにしても、川崎明さんのご意見には「未来図」はありません。
弱肉強食の弱者切り捨て競争社会が近代思考だとしているだけで、その中で起こりえる悲劇は全く想定されていません。「自信のある都会人」の視点でしか捉えていないと思われます。
このような人は「自分もやがて歳を取り老いて弱者に回る」事すら分からないのでしょう。