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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040705k0000m010075000c.html
第20回参院選の投開票日を11日に控え、毎日新聞は2〜4日、全国の有権者を対象に特別世論調査(電話)を実施し、取材情報を加えて中盤情勢を探った。自民党は「1人区」と比例代表で振るわず、改選50議席の維持が厳しい情勢だ。民主党は比例で自民党を上回り、選挙区でも互角以上の戦いを進め、50議席を超す勢い。公明党は改選10議席を固めた。共産党は改選議席から大幅に減り、社民党は現状維持の見通しだ。ただ、投票先を決めていないと回答した人が選挙区で33%、比例代表で25%おり、終盤に情勢が変化する可能性もある。
調査は、無作為に作成した電話番号リストを使うランダム・デジット・サンプリング(RDS)法で行い、4万3856人から回答を得た。
自民党執行部は、改選議席に現職の衆院転出で空白になった鹿児島選挙区を加えた51議席を目標ラインに設定。小泉純一郎首相は、51を下回っても退陣する考えがないことを示唆しているが、党内で「ポスト小泉」を模索する動きが活発化する可能性がある。ただ、非改選議席を含めて与党全体が参院での過半数を確保するのは確実だ。
27ある1人区で、自民党は10議席台前半にとどまる情勢だ。秋田、滋賀、奈良、岡山、長崎、大分などで劣勢になっているほか、「無風区」と見られていた山形、香川、熊本、宮崎などでも民主党や無所属の候補の激しい追い上げを受け、一部で逆転を許している。
このまま推移すれば、自民党の獲得議席は「小泉ブーム」に沸いた01年参院選の25議席に遠く及ばず、橋本龍太郎首相(当時)の退陣につながった98年参院選の15議席も下回る可能性がある。
改選数2以上の「複数区」では、2人区のほとんどで自民、民主両党が議席を分け合う形になりそうだ。3人区では神奈川、愛知で民主党が2議席を維持する可能性が高い。4人区の東京は有力5候補の大混戦。選挙区の公認候補を複数区の3人にしぼった公明党は、全員の当選が有力だ。
比例代表は、民主党が20議席台も視野に入れる勢いで、自民党を大きく上回っている。自民支持層のうち「自民党に投票する」と答えた人が6割にとどまっているほか、「民主党に投票する」との回答が11%あり、自民党が組織を固めきれていないことがうかがえる。
公明党は目標の比例1000万票には届かないものの、比例の改選7議席からの上乗せも可能な情勢。党の存亡をかける選挙戦となっている共産、社民両党は、それぞれ5議席、2議席前後が見込まれている。みどりの会議は議席維持が難しそうだ。
毎日新聞 2004年7月4日 20時53分