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捜査情報を得ようとする暴力団側から飲食や女性の接待を受けたなどとして、収賄罪などに問われた元大阪高検公安部長の三井環(たまき)被告(60)の論告求刑公判が28日、大阪地裁(宮崎英一裁判長)であった。検察側は「暴力団の違法行為に対して厳正に臨む立場にありながら、賄賂を受け取ったのは前代未聞。検察に対する国民の信頼を失墜させた」と述べ、三井被告に懲役3年、追徴金28万2850円を求刑した。
三井被告は公判で、検察の調査活動費の流用問題を実名で公表しようとした矢先の逮捕だったと主張。「逮捕は口封じが目的で、公訴権の乱用だ」と無罪を求めている。
論告で検察側は「嫌疑が明らかである以上、起訴するのは当然で、被告の主張は身勝手なものに過ぎない」と反論した。逮捕と裏金問題との関係には言及しなかった。
さらに、三井被告を高級クラブなどで接待したとして、02年9月に贈賄罪で懲役5カ月の判決を受け、すでに刑期を終えている暴力団関係者(42)の証言について「具体的で迫真性があり、高度の信用性がある」と指摘。「暴力団関係者の証言は不自然に変遷している」とする弁護側の主張を退けた。
そのうえで被告の行為について「検事の職責を売ったと言っても過言でない」と糾弾した。
三井被告は01年6月〜7月にかけ、情報収集で便宜を得たい趣旨と知りながら、暴力団関係者から大阪市内の高級クラブなどで計約28万円相当の接待を受けたとされる。
ほかにも、神戸市のマンションに住んでいるように装い、税の軽減を受ける証明書をだまし取った詐欺罪▽職務上必要がないのに暴力団組員らの前科調書などを部下らに入手させた公務員職権乱用罪などでも起訴されている。
次回の10月27日には弁護側の最終弁論があり、結審する。 (09/28 23:40)
http://www.asahi.com/national/update/0928/039.html