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Re:「反転のJesus」! ピンと来ました。
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投稿者 マドオンナ 日時 2004 年 9 月 23 日 06:57:02:3k/SSEv0O7tD2
 

(回答先: 誰にもある心の闇 投稿者 如往 日時 2004 年 9 月 22 日 19:02:33)

如住さん、レスありがとうございます。
すんなり返答が浮かんでこないので、まずは、こっ恥ずかしいながらかつてとある掲
示板にアップした散文詩を転載します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

本能とは、情念が突き動かす衝動とは別の、
情念を突き抜けたところに生じる「純粋衝動」なのでしょう。

理性は、有機的情念を覆い隠し守るために発明された、無機的な衣服のようなもの。

そして本能は、情念とも理性とも無縁の、存在の種。

そこの辺縁に、情念、理性というダイナミクスが生じます。

本能の大海から見れば、情念も理性も、表面のさざ波にすぎず。

情念と理性の合成物である自我は、映写機から投影された映像、
  実態のない仮の手綱です。

そこを離れた、「目」だけが「実在」であり「意識」。

諸法無我、というが如く。

(我々は、ガイアというatmanを包みこみ、ヴォイドというbrahmanとガイアを分かつ、
  情念というatmosphere、理性というstratosphereのみと
    いつからか、同化するようになった
     ・・・本当は分かたれてもいないのだが)


純粋衝動たる本能に従って生きることは、真の自由、自在性を生きるということです。

それはしかし、こちら側から見た時は完全に拘束された、絶体絶命の境地でもある。

時間性とは、粒子性であり、非連続性の別名。空間性とは、波動性であり、包括性の別名。
    従って、我々は老いることも死ぬこともないのです。

感覚性は中心であり、中心は感覚性。5感がアウフヘーベンされ、透明化したところに存在する、ダイレクトな分子感覚、原子感覚、素粒子感覚のことです。
    従って、2元も、相対性も消え去っている。


時空という、illusion.
分離という、disillusion.

質量は、縁起へとevolveする。縁起はaffordanceとなり、遺伝子をtransformする。
 台風の如し。壮大なplasma遊戯。
  カオスこそが調和だ。

 
 本能の舟に乗り、自然の潮流の中に、完全に溶け去ってしまうこと。

 それがおのおのの内に奪還した、此の「神」の姿です。無限の生命そのものの別名。

 何も問題がない。何の心配もいらない。絶対の信頼が、お腹です。matrix.

 我々の上に君臨する、
    彼の「神」は、只の巨大な「亡霊」です・・・。

発狂か、発酵か。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

宅間の行為は、意思の表れというより、実在、本能の展開なのでしょう。一種の
「天命」と言ってもいいものかも知れない。
たとえ、人を殺したいと強く思うことがあったとしても、或いは自殺したいと強く
願っても、結局そうできなかった、あるいは何かの不意な要素に阻害されて意思を
貫徹できなかった、というのも、そのような個々の遺伝子に書き込まれた、天命の
ようなコードがそう在らしめている結果だと思います。勿論、最後まで思い描いた
通りに実行できてしまうというのも・・・。現象の全てが結果である、という視点
に立ってみると、その様に見えると思うのです。意思とは、全て仮定にすぎないと
さえ思っています。しかし、宅間を突き動かしたエネルギーは、それまでも彼を
突き動かしてきた暴力的なエネルギーが理性、知性によって統括され、「死刑制度
がある。この制度を利用して死ねば、親や親的な世間に対する復讐になる。己が存
在した現実を世間につきつけ、動揺を与えることができる。死刑判決を受けるに当
たって確実な方法をとらなくてはならない」といったものだったでしょう。
あっしら氏が言うように、「失敗する可能性もある」と考えるのは、これが目的が
明確な行為である以上、明晰な思考が働いている以上当然の判断です。
当然、失敗したら、それを教訓にもっと確実な方法を考え、再度実行することに
なっただけでしょう(未遂で捕まった場合、出所してからでも)。
「負」の自己実現能力といってもいいかも知れません。何かになりたいと思った
ものに堂々となれる人間は、やはりそういう能力の高い少数の人間に限られます。
もちろん、一般的には世に認められた仕事なのでしょうが。
「人殺しの心理学」のグロスマン氏風に言えば、人類全体の2パーセントくらいが
いいところではないでしょうか。
そういう人は、大抵何か運命の潮流(天命)のような強い力が働いているように感じ
るものだと思います。

>マドオンナさんのExpressionを私流に敷衍するならば、現代における“反転のイエス・キリスト”、それが宅間守なのかも。

なかなか、いい表現だと思います。私も、そんな風に指摘してみたかったのかも知れ
ません。

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