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(回答先: 長女の顔布団で隠す 愛知・放火殺人、遺体見たくない心理か(産経新聞) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 9 月 15 日 19:20:13)
愛知県豊明市の会社員、加藤博人さん(45)方で妻子4人が殺害、放火された事件は16日で発生から1週間。寝静まった民家に忍び込み、無抵抗の女性と子供を次々と襲って火を放った残忍な手口から、強い恨みを持つ人物による犯行との見方が強まっている。県警は60人態勢で捜査し、犯人像の割り出しに全力を挙げている。
1階リビングで発見された二男、正悟君(9つ)は、全身の骨が露出するほど激しく焼かれていた。2階の妻、利代さん(38)と長女、里奈さん(13)には顔などに数多くの刺し傷。「現場は猟奇的で凄惨(せいさん)」と捜査員はまゆをひそめる。
犯人は、いずれかの窓などから1階に侵入したとみられ、リビングと2階の3部屋で別々に寝ていた4人が、抵抗する間もなく命を奪われた。
凶器は利代さんと里奈さんに対しては刃が頑丈で硬い大型ナイフ、長男、佑基君(15)と正悟君の2人はバールのような鈍器と判明。男女で殺害方法に違いがあり、複数犯の可能性も浮上している。
一部の部屋でわずかに物色の形跡がうかがえるものの、家の中で最も高価な貴金属や通帳、現金は残されており、放火に使われた灯油や凶器も犯人が準備して持ち込んだとみられている。
こうした状況から、金品狙いでなく恨みによる計画的な犯行の疑いが強まっているが、一家をめぐる目立ったトラブルは浮かんでおらず、捜査幹部は「トラブルにしても、なぜ親子ともども4人も殺す必要があるのか」と疑問を示す。
灯油を運んだ犯人が現場近くまで車を利用したのは確実だが、目撃につながる人通りがほとんどない時間帯な上、放火で証拠隠滅が図られ足跡の採取や侵入経路の特定も難しく、具体的な犯人像は絞り込めていない。
加藤さんが事件が起きる明け方まで勤務先で残業することは事前に予定されていなかったとみられ、犯人が加藤さんの不在時を狙ったのか、当初は一家全員の殺害を画策したのかも不明だ。
(09/15 17:52)
http://www.sankei.co.jp/news/040915/sha048.htm