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(回答先: 愛知4人殺害の凶器は特殊な刃物 刀幅狭く、硬い刃 [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 15 日 23:50:53)
愛知県豊明市の会社員加藤博人さん(45)の自宅で妻子4人が殺され放火された事件で、妻の利代さん(38)が以前、「不審者がいるような気がする」と、友人に不安を漏らしていたことが分かった。それをきっかけに飼い始めた犬も、事件当日、ほえることはなかった。16日で事件から1週間。相当量の灯油を持ち込み、特殊な刃物と鈍器を準備し、残忍な犯行に及んだ犯人。はた目からは何の心配事もないように見える幸せそうな家族。接点は見えてこない。
数年前、利代さんは出席した高校時代の同窓会で、友人に漏らした。「不審者がいるような気がする。犬を飼いたい」。その後、シバイヌを購入した。利代さんは普段、飼い犬の鳴き声にも目を覚ましていたというが、事件当日、付近の住民は犬の鳴き声を聞いていない。
犬小屋は自宅の東側にあり、北側の玄関、東側の勝手口は錠がかかったまま。2階で寝ていた長男の佑基さん(15)の部屋の窓以外は錠がかけられていた。しかし、2階から侵入した形跡はなく、犯人は1階南側から入った可能性が高い。
利代さんは用心深く、玄関、勝手口とも錠は二重だった。そんな利代さんらに気づかれずに、犯人はどうやって室内に足を踏み入れたのか。
犯行直前の8日夜はサッカーW杯予選日本−インド戦のテレビ中継があった。次男の正悟君(9)はスポーツ好きで、当夜も1階の居間で、床にタオルケットを敷き、そのまま寝込んだようだ。
犯人はそんな正悟君をまたぎ、頭に真っすぐ鈍器を振り下ろしたとみられる。正悟君は事件がなければ、9日に9歳の誕生日を家族みんなで祝ってもらえるはずだった。
2階に移動した犯人は、利代さんや佑基さん、長女里奈さん(13)を次々に殺害した。利代さんと里奈さんは刃幅の狭い刃物で背中をめった刺しにされ、佑基さんは鈍器で頭を一撃された。
3人には抵抗の跡はなく、県警はぐっすり眠り込んでいた3人を一気に襲ったとみている。
現場を見た県警幹部も、「いくら何でもここまでするか」。凄惨(せいさん)な光景に息をのんだ。
2階で寝ていた利代さんの部屋のタンスの引き出しが開き、カギなどが入っていた財布に紙幣はなかった。
盗み目的に物色した形跡にも思えるが、貴金属や通帳類は手を付けられていなかった。さらに、県警幹部は「窃盗目的なのに、灯油まで持ち込むだろうか」。加藤さん一家に何らかの恨みを持つ者の犯行を示唆する。
しかも、利代さん、里奈さんは寝ているところを背中から刺されていたが、顔にも刺し傷があった。致命傷を与えた上に、さらに執拗(しつよう)に刺したとみられるという。
捜査員は言う。「恨みだとしてもここまで根深い恨みなんてあるのか」 (09/15 22:30)
http://www.asahi.com/national/update/0915/032.html