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★ 多くのメディアが、今回の事件を相変わらず「誘拐」と呼んでいる。自分の子どもたちと同居人の子どもたちを車に乗せて連れて行ったことを「誘拐」と呼ぶのは無理筋だろう。
(参照:「同居人の男性を未成年者誘拐罪容疑者として逮捕したのは「見込み捜査」かもしれない。」( http://www.asyura2.com/0406/nihon14/msg/355.html ))
この記事の経緯にある「18・00ごろ 小林さんが下山容疑者の携帯に電話、2人の所在について心当たりを尋ねるが、下山容疑者は「知らない」」というやり取りも奇妙だ。
容疑者が我が子抜きで二人だけを連れ出したのならそのような対応もわかるが、11歳になる娘も含む自分の子どもと一緒のときに連れて行っていながら「知らない」と答えるのは不自然だ。
TV朝日の報道によると、電話によるやり取りは、容疑者たちが小山の街にあるゲームセンターにいたときのことらしい。
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栃木県小山市の兄弟誘拐事件は十四日、小林保徳さん(四〇)の三男、隼人ちゃん(三つ)が遺体で発見され、最悪の結末に。下山明宏容疑者(三九)=未成年者誘拐で逮捕=は、二男の一斗ちゃん(四つ)も殺害、川に捨てたという。容疑者のアパートに父親とともに転がりこんできた幼い兄弟は、下山容疑者から虐待を受けていた。「生活費を入れない小林さんに出ていってほしかったが、先輩からの頼みで断り切れなかった」。下山容疑者は小林さんに意見できなかった末に不満を募らせ、子供に八つ当たりし、犯行をエスカレートさせたとみられる。兄弟の容疑者宅での約三カ月間の暮らしを振り返った。
≪人懐っこい≫
「一斗ちゃんは物分かりのいい子。隼人ちゃんはわんぱく坊主」。小林さん一家と下山容疑者をよく知る知人男性(三四)はこう話す。隼人ちゃんは末っ子のためか、しかっても知らんぷりしてみせるが、一斗ちゃんは聞き分けがよかった。
二人は今年二月から五月まで、東京都品川区の保育園に通っていた。その前の昨年七月から十二月までの約五カ月間は父子家庭で、小林さんの仕事も不規則なため、栃木県内の施設に預けられていた。
品川区の保育園での二人は「人懐っこい元気な子だった」(関係者)。だが、月の半分しか通園しなかったため、区が何度か自宅に電話。小林さんは六月に入り「自分の母親のいる栃木へ行く」と、栃木へ戻った。一家は当初、下山容疑者の実家に居候していたが、すぐに下山容疑者が今年三月に借りた3DKのアパート(五十六平方メートル)で同居。家賃は共益費込みの五万二千円という。
≪異変≫
七月に入り、近所の人が異変に気付く。同じアパートの主婦(三六)は駐車場で七月一日夜、下山容疑者らしい男性が一斗ちゃんと隼人ちゃんをけっていたのを目撃。そばには下山容疑者の長男(六つ)とみられる男の子がいたが、けられていたのは二人だけだったという。
向かいのマンションの女性は、二人の顔にあざがあるのを何度も見た。「かわいい子なのでよけい気になった」。一斗ちゃんらと同年代の男の子も「いつもあざがあったよ」と話す。
「いつまで起きてるんだ」「うるさい」
下山容疑者の怒鳴り声と子供たちの泣き声は、アパートの住人たちに丸聞こえだった。住人は小林さんの姿はあまり見掛けなかったという。
七月八日、近くのコンビニの店長(三六)が店にきた二人の顔と腹にあざがあったため一一〇番。警察の通告を受けた県南児童相談所が二人を保護したが、九日に小林さんが「祖母宅に住む。下山と同居しないから」との条件で引き取った。しかし、八月に入ると下山容疑者のアパートへ戻ってしまった。
≪不満≫
「子供の居候がいる。食費もおれが払っている」「自分が下(後輩)だからといって、突然転がり込んできやがって」
小林さん一家のアパートへの同居に、下山容疑者は不満を募らせていた。周囲の何人かが、ぐちを聞いていた。
下山容疑者は自分の長男にも暴力を振るっていたが、小六の長女(一一)には「家事をやってくれているので頭が上がらない」と話し、手をあげなかった。
その長女も、近所の女性(六八)には「小林兄弟が部屋を荒らす。お父さんは壊れかけた扇風機を使っているのに、おじちゃん(小林さん)たちはクーラーを朝から晩まで使うのに、お金も払ってくれない」と話していた。
下山容疑者は、この女性から「じゃあ、(文句を)小林さんに言えばいいのに」と言われると、黙りこんでしまった。捜査関係者は「小林さんとの間の学生時代から続く主従関係やねじれた上下関係が、下山容疑者のフラストレーションになり、今回の事件につながった」とみている。
◇
≪兄弟誘拐事件の経緯≫
【6月】
小林さんが下山容疑者の小山市のアパートで同居を開始
【9月11日】
8・30ごろ 小林さんと同居している下山容疑者が出勤。幼児2人は近くの教会で流しそうめんのイベントに参加
12・00ごろ 2人の帰宅を小林さんが確認、小林さんは就寝
15・00ごろ 2人がいないことに小林さんが気付く
18・00ごろ 小林さんが下山容疑者の携帯に電話、2人の所在について心当たりを尋ねるが、下山容疑者は「知らない」
【同12日】
0・10ごろ 小林さんが警察に届け出
2・00ごろ 下山容疑者が帰宅
16・00 栃木県警が小山署に対策本部設置
18・25 公開捜査
23・29 下山容疑者を逮捕
【同13日】
県警が350人態勢で夕方まで2人を捜索。発見できず。夜に下山容疑者が兄弟殺害を認め始める
【同14日】
県警が470人態勢で捜索
10・35 小山市間々田の思川で隼人ちゃんの遺体を発見
http://www.sankei.co.jp/news/040915/morning/15na1001.htm