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加古川の凶行、45分で7人殺害…容疑者が供述
兵庫県加古川市西神吉町の藤城とし子さん(80)ら2家族7人が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕状が出ている藤城康孝容疑者(47)(入院中)は、県警捜査本部に「寝ていた(とし子さんの)二男を起こしてから殺した」「7人を殺害後、包丁が手から離れなかった」などと、犯行を詳細に供述していることが7日、わかった。
とし子さん方2階から侵入した康孝容疑者は、最初に二男義久さん(46)を襲った後、とし子さんら2人を殺害、西約60メートルの利彦さん(64)方では、起きてきた長男伸一さん(27)の激しい抵抗にあったという。最後に自宅を放火するまで約45分間。捜査本部は、康孝容疑者のやけどの回復を待ち、裏付けを進める。
供述などによると、康孝容疑者は2本の包丁などを持って第1現場のとし子さん方2階に脚立を使って侵入。同階で寝ていた義久さんに「おい」と声をかけ、起きてきたところを包丁で首などを刺して殺害して1階へ。気付いて起きたとし子さんを襲ったが、とし子さんはいったん逃げた。
数分後、駆けつけた東隣の長男勝則さん(55)、明美さん(50)夫婦を2階で襲った。勝則さんは死亡し、明美さんは重傷。玄関近くにいたとし子さんを再び、襲って殺害した、という。
第2現場の利彦さん方では、1階で寝ていた利彦さん、澄子さん(64)夫婦、物音で2階から下りてきた長男伸一さん、2階にいた長女緑さん(26)の順に、次々と犯行を重ねた。
その際、「(伸一さんに)激しく抵抗された」としている。供述を裏付けるように伸一さんの両腕には、抵抗したような多数の傷が残っていた。
その後、自宅に戻った康孝容疑者は包丁を捨てようとしたが、「凶器の1本を握りしめた指が硬直したまま開かなかった」とし、片手で1斗缶に入れたガソリンを1、2階にまいた。ライターで火をつけた際、「炎がものすごい勢いで立ち上り、両腕や顔に浴びた」としている。
一方で、2日午前3時ごろ、勝則さん方で電話の呼び出し音が数分間続いていたことがわかった。家族が聞いており、時計で時間を確認していたという。捜査本部は、とし子さんからの助けを求める電話だったとみている。康孝容疑者の自宅では午前3時46分ごろ、爆発音とともに火災が発生した。
これらのことから捜査本部は、とし子さん方への侵入から、7人を殺害して自宅を放火するまでの一連の犯行は約45分間かかったと、ほぼ断定した。(読売新聞)
[8月8日3時8分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040808-00000401-yom-soci