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(回答先: 竹中半兵衛さんへ お詫び(けっしてそういう意図ではなかったのですが・・・<大汗>) 投稿者 しまった! 日時 2004 年 12 月 01 日 14:35:07)
「レジスタンスの化学兵器使用」の報せに対する私の反応に対するしまった!さんの真摯なご意見重く置けとめております。
はっきり言って今どうしていいか悩んでおります。
しまった”さんのこの言葉にものすごいエネルギーを感じております。
なんで私がごとき「カス」の感想にこんな真摯な問題意識を見出されたのかいぶかる次第ですが、気にかけていただいたことはそれこそ身に余る光栄です。
whiteさんの「レジスタンスレポート」では、以下の状況が私には想定されました。
米軍はナパーム、劣化ウラン、バンカーバスター、黄燐、白燐、(おそらくMOABも)なんでも使用して、ファルージャにおける「勝利」を演出したい。たかだか15000の米軍とアラウィ傀儡軍が、ファルージャの30万市民に対して武力的に勝利するとはどういうことか。軍事力でも米軍は白兵戦を余儀なくされているため、空爆では米軍とアラウィ傀儡を同士討ちする危険性があり、しかも白兵戦になれば百戦錬磨の武装勢力とは比べ物にならないほど弱い。したがって米軍を中心とする勢力はファルージャ市民を壊滅させるには極限的な効果をもたらす有効兵器としては化学兵器を用いた。これに対して等価報復的な兵器として化学兵器を武装勢力が使用した、と武装勢力(レジスタンス)側が宣言した。結果として米兵が270名死亡した。私はこの数字にははっきり言えばしまった!さんと同じ感想をもっています。
米軍の残虐きわまる殺戮はこれまでの湾岸戦争以来のイラクでの殺戮でいやというほど知らされている。化学兵器の恐るべき効果というのは第一次大戦以来わかっている。でも、使用するほうは人道に反する行為をしているわけで、ブッシュ一味が勝ちの印象を作るうえでは必須の条件である。でもファルージャのレジスタンスがそれを使用するとなると、ことが違う。もちろんレジスタンスの意味は熟知しているつもりだろうし、反戦を唱える世界中の人々がレジスタンスを支持しているだろう。
レジスタンスが化学弾頭をつけたロケットを発射したとなれば同じ穴の狢になる可能性が高い。私はここで絶句してしまった。何か回答がないのだろうか。人道に反する兵器だからというのではない。
しまった!さんの誠実さはこの点で非常に重いものです。真剣なんです。
私もベトナム戦争以来、アメリカ軍に対してベトコンや北ベトナムが戦果を挙げるたびに狂喜していました。ファルージャでもまったく情報がはいらない中、「イラク・レジスタンス・レポート」は貴重な情報源ですし、真実だと思うし、これが真実だちお確信した。当然レジスタンスが化学弾頭を装備した兵器を米軍に撃ち込んだ。本当はざまあみろといいたい。黄燐弾、ナパームへの等価報復かも知れない。でもそれでよいのか。阿修羅戦争板ではこのことに対する反応はゼロだ。賛成とも反対とも意見が表示されない。whiteさんの報告については11月初旬以来だれもレスがない。
はじめのうちはいいんです。英文が初めに流されるから。
でも斉藤力二郎の和訳が出るにつけなんらかの反応があってしかるべきですが、阿修羅はみな黙っていた。
日本の大手メディアが米軍の大本営発表しか掲載しない中で私はネットの強さを知った。
レジスタンスレポートはいかに貴重なものか。
それでも化学兵器は、殺傷能力が多大であるとはいえ禁止すべき兵器ではないか。ファルージャの絶望的な闘いを切り開くという意味では大きな意味をもつかも知れないが、しかも使ったと言っても米軍がそれを認めていない現状にはある。しかし、使うべきではない。
米軍に一挙的に270名死亡という多大な犠牲を与えたとしても、レジスタンスがそれで免罪されるわけではない。かといってレジスタンスを非難するのではない。かといってはじめに米軍が使用したからと言ってこれに抗するにレジスタンスが使用していいというわけのものでは断じてない。
それでも私の心の内では「ざまあみろ米軍」といいたい気持ちがある。
レジスタンスの化学兵器使用を是認してしまう悪魔的な共感を、ベトナム戦争でも米軍の犠牲者数が多ければそれだけ狂喜していた自分に二重写ししてしまうのだ。
侵略者米軍、傀儡アラウィ軍との闘いに立ち向かうスンニ派ファルージャ市民と武装勢力とは私はまったく同一のエネルギーとしてみてしまっているので、政治勢力としてのシーア派シスタニおよびサドル派、これらがすでにファルージャを見限った中で、総体としてのファルージャの孤立を悲劇の象徴としてみてしまっています。
しまった!さん、うまくまとまらないですまいません。
貴殿の言葉には返す言葉がなく、ただ真剣さのみがひしひしと伝わるのみです、
ついでですが、しまった!さん、ほかの阿修羅のみなさんの声も聞かせていただきたく、あなたの声、多くの人々に聞いてほしいと思ってます。