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(回答先: 「レジスタンスの化学兵器使用」の報せに対する真摯なご意見まったく同感 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 12 月 04 日 01:17:53)
(引用)
http://www.asyura2.com/0406/idletalk11/msg/1379.html より
レジスタンス側の化学兵器使用の件に関しても、まず僕の基本的な考え(竹中さん同様、レジスタンス側であってもその使用には反対です)を述べた上で、自分のなかにあるこの問題についての「割り切れない思い」を記すべきであったと思っています。なのに、自分の心情(今から思えばレジスタンス側の思いに仮託する形で、実は自分の中にある米軍に対する憎悪を表出していたに過ぎないのかもしれません)のみを突っ走って述べているがゆえに、僕が、抵抗のための化学兵器使用の積極的賛成派とまではいかなくても、相対的な使用は認めているかのような印象を与えかねないものになっています。
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この掲示板において新参者である自分ですが、上に引用したしまった!さんの文章に関して、一言書き込みをしたくなりました。
今回の米軍+イラク国軍によるファルージャ攻勢がはじまるとともに阿修羅掲示板への書き込みをじぶんも開始しました(11月10日前後と記憶しています)。
上に引用した投稿の前のほうで、しまった!さんが『イラクやパレスティナの絶望的とも言える悲惨な状況がある一方で、今、この平和な日本にいて僕がむかついてる当の対象である多くの国民と同じように安穏としている自分がいる。その彼我の圧倒的なギャップ。どうすればそれを埋められるのか。埋められないにしても、せめて近づくにはどうすればよいのか。個人的な事情で運動に直接参加したくてもできないため、ここ一年ほどは答えが見つからないまま自分に苛立ちっぱなしでした。』と書かれていますが、じぶんもまったく同じような気持ちでした。
しかし2週間近く経過した時点で、じぶんの中に、上に引用したしまった!さんの自省 、特に、『今から思えばレジスタンス側の思いに仮託する形で、実は自分の中にある米軍に対する憎悪を表出していたに過ぎないのかもしれません』とお書きになった心情にひじょうに似た感情をじぶんも心の内に有していることに気が付き、それとともに、一度立ち止まってじぶんの心のなかを見つめる必要を感じました。
しかもじぶんの場合は、『ファルージャのレジスタンス側の心情に寄り添ってしまう』という現在進行形の心の条件反射にとどまらず、60年前のあの『ヒロシマ、ナザサキへの原爆投下』に関わってじぶんの心に内在していたと思われる、アメリカという国への憎悪が眠りからさめて活性化され、フラッシュバックするという心理体験を、このたったわずか1か月のあいだにあじわいました。
ちょうどこの春から、原爆体験を記した本を翻訳するという作業を行っていたという偶然の伏線はあったにせよです。ただそれさえもいまとなっては、共時的な、あらかじめ布置されたもののように感じています。
翻って、「レジスタンス側の化学兵器使用」ということに関してはやはり、しまった!さんや竹中さんの書いていらっしゃる通り、『はじめに米軍が使用したからと言ってこれに抗するにレジスタンスが使用していいというわけのものでは断じてない』のです。これはまったくそのとおりなのです。
ただこうしたレジスタンス側の「一矢報いる」ニュースを耳にするとき、化学兵器の使用はいかなる理由があろうと是認できないにせよ、「一矢報いた」事実に関してはやはり溜飲の下がる思いがじぶんの中に興ることは否定できません。それは、じぶんの場合は、その憎悪の根源が60年もの時間を遡ったところまで逆行しているということに、自分自身驚きを感じています。そしてそのことをもっと見つめようと、いまもう一度、ヒロシマ関係のネットで得られる限りの情報(文献と書けないのは、地理的な理由で、書籍を簡単に手に入れることができないところに居住しているためです)を読み返しているところです。そして、どうしてこのことが象徴的な意味で「イラクの現状」に二重写しのようにじぶんに感じとられたのかをきちんと考えたいのです。
まえのおふたりの投稿の内容に、直接関係ない内容になってしまったかもしれませんが、竹中さんの
『ついでですが、しまった!さん、ほかの阿修羅のみなさんの声も聞かせていただきたく、あなたの声、多くの人々に聞いてほしいと思ってます。
http://www.asyura2.com/0406/idletalk11/msg/1394.html』
に答える形で、新参ではありますが「阿修羅のみなさん」の一人として投稿させていただきます。