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(回答先: イラク人質 世論の餌食 「まるでサメのよう...」伊記者の日本人像 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 11 月 07 日 13:38:45)
イラク・ホープ・ダイアリー
iraqhope.exblog.jp
11月4日 命に国境はない
久しぶりにこのブログを開いた。何だったのだろう?と思うほどめまぐるしく、そして息苦しく過ぎた1ヶ月だった。
イラク人は今、外国人の武装グループに怯え、世界中から集まった占領軍に虐げられ、世界中のセキュリティママには「イラク人=テロリスト」と思われている。けれど、一番大規模なテロに遭っているのはイラク人で、毎日「被害者の会」とか「遺族の会」が発足してもおかしくなくて、一番被害の大きい「ファルージャ被害者の会」は「ムジャヒディン」と名乗っている。「ザルカウィを探す」と言いながら、占領軍の兵士は何も発見できなかった民家でウンコをしてはコーランでそれを拭き、壁になすりつけていく。
ファルージャからアンマンにやって来たイラクの友人たちは強かった。圧倒的な不安に押しつぶされそうな私に、笑顔になる魔法を何度もかけてくれた。ヨルダンで空爆のない平穏な時を過ごしながら、その一方で差別を受け、ファルージャの悲しいニュースを集め、沈黙に陥ってもなお、彼らは前を向いた。頻発する誘拐、激しさを増す空爆と被害の増大という事実に私の体は耐えきれなくなり、寝込んだり薬を飲んだり……。そして彼らと一緒に泣いた。それでも私たちは暴力を選ばないと誓う。怒りにまかせたリアクションでは何も解決しない。同胞や家族を思うから、私たちはこれ以上の暴力を選ばないと誓う。私は日本のみなさんに本当のイラクを知ってもらいたいと思う。怒りが渦巻くイラクでは、私たちの考えはなかなか受け入れてもらえないというのも事実だ。でも、日々変化する中で、私たちのやり方は少しずつだけれど広がっているのは確かだ。私が拘束中に「暴力ではない方法を探してくれ」と訴えたムジャヒディンのメンバーにもその噂が耳に届いてほしいと願う。
香田さんは「本当のイラクを見たい」と言っていたということをどこかで耳にした。ならば、私にできることは香田さんの見たかったイラクを伝えていくことだ。命に国境はない。命に善悪はない。
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9月29日 from Italy
みなさん
高遠@ローマです。
今日、シモーナ・トレッタの家族に会いに行きました。
お母さんと妹2人と話している途中で、解放の知らせが
誰かの電話に入りました。
本当に良かったです!!!!! 本当に素晴らしい瞬間だった!!!!!
昨日、かなり落ち込んでいた私は、体調を崩し夕方から
寝ていました。 また蕁麻疹が出てしまいました。
だから本当に嬉しかったです。
全ての拘束されている人が解放される事を切に願います。
そして、私達はこのことを通して、イラクでは何が起きているのかを
もっと知るべきでしょう。 イラクには同じ様に捕らえられた家族を
何ヶ月も待っている家族が何千人もいて、そして家族を殺された
人達も本当にたくさんいるわけです。
なぜこのような事件が起きるのか、なぜ治安が悪いのか、
知る努力を続けていきましょう。