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(回答先: 正食 -その1 投稿者 謝寅 日時 2004 年 11 月 12 日 20:45:37)
正食-その4
実験から
1肉食と菜食
ドイツ人医師のベルツ博士が行った「車夫の走力実験」では、22歳と25歳の日本人男性車夫を実験対象とし、この二名が人力車を引き、ベルツ博士自身がその人力車に乗り込み、白米、芋、大麦、粟という穀物を与え、この条件下で体重80Kgのベルツ博士を毎日40キロ、三週間引かせたというものがあります。
その時の二名の車夫は、特に異常が見られなかったものの、彼らに牛肉を与えて同じ実験を繰り返した所、三日目になり彼らは疲労を訴え始めた、という結果がでた事があります。
また同博士が、アメリカの大学で行った「腕を支える実験」でも、肉食者と菜食者の二グループに分けた体力実験でも、以下の結果がでています。
被験者15名中15分まで支えられた者=2名 被験者32名中15分まで支えた者=23名
被験者15名中30分まで支えられた者=0名 被験者32名中30分まで支えた者=15名
被験者15人中1時間まで支えられた者=0名 被験者32人中1時間まで支えた者=9名
被験者15人中3時間まで支えられた者=0名 被験者32人中3時間まで支えた者=1名
また、同様に行われた「スクワット実験」でも、菜食者の中に5000回行ったという結果がでています。自分自身でも、実験をしていますが、自己の体験から言うと、体重的に何ら変化はありませんが、階段の昇り降り等、普段使われている筋肉で、明らかに体が軽くなった様な感覚を覚えた事があります。
現在でもそれは変らず、簡単に言うと「息が切れる」状態が減ったという感じです。世間一般の常識として、焼き肉などは、スタミナ料理と言われていますが、実際の所焼き肉でスタミナがついたという感じは、持った事が無いですが、菜食をしてのこの感覚は、ちょっとした感激があったことを覚えています。
2咀嚼の重要性
食事内容そのものに関しては、或る意味人類自体が、それも菜食から肉食文化に移行して数十年という日本が、壮大な実験場となり、体験しつつあると言えますが、咀嚼に関してはどうでしょうか。
この咀嚼に含まれる要素のうち、噛むと言う行為によって、脳の活性化を促すという効果が知られています。その他にも、良く噛むと唾液がにじんできますが、パロチンという唾液に含まれる唾液腺ホルモンが、老化を防ぐ働きがあり、細胞組織の活性化を促す作用がある事が、発見されています。
また、最近歯磨き粉で話題になったばかりの、歯の組織と同じハイドロキシ・アパタイトをも、唾液に含まれており、良く唾液を出しさえすれば、老化防止・癌予防・虫歯予防など、実に有益な事である事が分かってきました。
更に、アメリカの富豪、ボブ・フレッチャー氏が、咀嚼を何度も行う事によって、健康になる事を発見し、これによって、肥満からくる慢性病から立ち直り、難病を克服してフレッチャリズムと言う「咀嚼健康法」を編み出した事で知られています。
最終的に彼は、すっかり満性病から立ち直り、体重も見違えるほど減ってスマートになったという事です。
3嬉し嬉しで食べる
これは、例えばバロック音楽を、昼食時に食べながら聴いていたという、王宮貴族のエピソードを、実験的に再現した結果から、リラックス状態で食べた場合、胃液の分泌量に差が出て、食べ物の消化に大きな差が出る、という事が分かっています。
実際の経験上からいっても、忙しくてあわただしく食べた時や、何かの問題でストレスを感じたまま食べた時は、何処か胃が痛む感じを体験した事があります。
同様の経験を持つ人も居られるかも知れませんが、恐らくはこれは、「気のせい」のレベルではなく、確かに胃液の分泌が少ないか何かで、胃に負担が掛かっていた為と思います。