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(回答先: ロシア国営ガスプロム、国営石油吸収で世界有数規模に [日本経済新聞]【ユコスの受け皿になるとの見方も】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 14 日 23:44:07)
ロシア国営企業 ガス、石油を合併 エネルギー武器、支配強化
【モスクワ=内藤泰朗】ロシアのプーチン大統領は十四日、世界最大の国営天然ガス独占企業、ガスプロムが、同国唯一の国営石油大手、ロスネフチを吸収合併する政府案を承認した。これにより石油と天然ガスを扱う世界有数の巨大エネルギー企業が近く誕生する。ロシアは今後、高騰しているエネルギーを武器に、中央アジアなど旧ソ連圏の再支配を一層強化するものとみられる。
ロシアのフラトコフ首相によると、政府はガスプロムとロスネフチが合併することで、双方が保有する合わせて51%のガスプロム株を確保する。
また、同首相は「残りのガスプロム株の取引は、完全に自由化される」と述べ、これまで「国家的戦略企業」と位置付け、制限してきた外国投資家による同株式の保有や売買が自由化されることを明らかにした。
これは、プーチン政権が同国の戦略産業であるエネルギー業界全体を統括する強力な国営企業の創設をほぼ完了したことを意味し、同政権の自信の表れといえる。ガスプロムは今後、株式市場から膨大な資金を得ることが可能となり、これからの国際展開が容易になるものとみられる。
一方、ガスプロムのミレル社長は、巨額追徴課税で経営破綻(はたん)に陥っているロシア石油大手ユコスについて「ユコス株が売り出されても、買うつもりはない」と述べ、ユコスの資産を引き受ける受け皿会社になるとの見方を否定した。
しかし、ロシア全石油生産量の20%弱を産出するユコスの生産資産を吸収、統合すれば、世界の天然ガスの二割を産出するガスプロムは、ロスネフチの石油生産量と合わせれば、ロシアの全石油生産量の24%ほどを手中に収める世界的な企業となる。それだけに、今月中にも解体、資産売却の手続きが始まるとみられるユコスの行方に注目が集まっている。
(産経新聞) - 9月15日15時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040915-00000032-san-bus_all