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(回答先: UFJHD:買収阻止へ議決権 資本増強策判明 (毎日新聞 2004年9月10日 3時00分) 投稿者 まさちゃん 日時 2004 年 9 月 10 日 17:57:26)
統合へなお残る難問 UFJ、三菱東京 打開策見えぬダイエー問題
検査忌避で現実味増す告発
UFJグループは十日、三菱東京フィナンシャル・グループから七千億円の出資を受け入れることを正式に契約し、九月中間期の「自己資本比率8%割れ危機」を土壇場で回避した。が、「今上期中にメドをつける」(沖原隆宗頭取)と公約してきた大口融資先の処理・再生は一部で遅れが生じている。検査忌避問題をめぐる金融庁の刑事告発も現実味を増す。来年十月の「三菱UFJ」発足までにはいばらの道が続いている。
大口融資先の処理・再生作業は大詰めを迎えているが、一部にはスケジュールの遅れや取引先との軋轢(あつれき)も生じている。
最大の難関はダイエーだ。産業再生機構の活用を前提とするUFJなど主力三行と自力再建を譲らないダイエーとの間の溝は埋まらないまま。打開策として、結論を棚上げしたまま資産査定を先行実施することで合意していたが、再生機構が難色を示し、頓挫の状態だ。
ダイエーと並び「ふたつのD」と呼ばれる大京も再生機構の活用でUFJの方針は固まっているものの、大京の反発は依然根強い。ギリギリの交渉を続けているが、この二社の再生の遅れはUFJの財務回復の足かせになる可能性がある。
「告発リスク」という暗雲も垂れこめる。昨秋以降の金融庁検査で発覚した大量の資料隠しや文書の改竄(かいざん)など組織ぐるみの検査忌避行為で、金融庁は九月中にも銀行法違反で刑事告発する方針をすでに固めている。強制捜査に発展すれば「連鎖反応は見えない」(UFJ関係者)との懸念もある。
一方、「UFJ内部も三菱東京との統合で一枚岩になったわけではない」(大手行幹部)という見方が銀行界に広がっている。十日付英フィナンシャル・タイムズはUFJの七人の取締役のうち三人の社外取締役が「三井住友フィナンシャルグループからの提案を熟考する前に三菱東京との統合を進めていることを懸念している」と指摘した。
営業の第一線では「UFJがおとなしい」(ライバル行幹部)という声もあるなか、賞与の大幅カットを決定した。行内のモラール(士気)維持も無視できない課題だ。(渡辺浩生)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/11pol003.htm