現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産36 > 681.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: UFJ役員対立?「社外」3人が反旗…英紙報道 (ZAKZAK 2004/09/10) 投稿者 まさちゃん 日時 2004 年 9 月 10 日 17:48:35)
UFJHD:買収阻止へ議決権 資本増強策判明
不良債権処理に伴う資本不足を補うUFJホールディングス(HD)の資本増強策の全容が9日、明らかになった。増資額は7000億円で、UFJHD傘下のUFJ銀行が発行する議決権のない優先株を三菱東京フィナンシャル・グループ(FG)が取得。第三者がUFJに敵対的な株式公開買い付け(TOB)を仕掛けた場合などに、UFJ銀の経営決定に拒否権を発動できる33.4%以上の議決権が三菱東京側に発生する特殊な仕組みを導入する。
UFJをめぐっては、経営統合を申し入れている三井住友FGが敵対的TOBに乗り出す可能性が指摘されている。このため、増資時にあらかじめ防御策を講じる米国型の「ポイズン・ピル」(毒薬)方式を日本の銀行で初めて採用、来年10月をめどにした両グループの経営統合をより確実なものにする。10日開く三菱東京、UFJそれぞれの臨時取締役会で正式決定する。
具体的には、UFJ銀が今月中に優先株を発行し、三菱東京が引き受ける。優先株なので議決権はないが、第三者がUFJへの敵対的TOBに踏み切ったり、UFJ銀行が三菱東京以外に売却されそうになった場合に限り、三菱東京にUFJ銀の発行済み株式の3分の1超(33.4%以上)の議決権が発生するように規定する。
33.4%の議決権を握ると、商法の規定で三菱東京はUFJ銀の経営上の重要決定に拒否権を持つ。第三者がTOBでUFJHD株の過半数を握っても、三菱東京はUFJ銀と他行との経営統合を拒絶することができる。UFJ銀は資産規模でUFJグループの9割弱を占めているため「TOBは事実上、無力化される」(三菱東京幹部)という。
UFJ側も「三菱東京との統合方針が揺らぐと経営が不安定化しかねない」(幹部)と判断、この出資条件の受け入れを決めた模様だ。UFJは04年9月中間期に7000億円規模の不良債権処理を行うが、三菱東京による資本支援で自己資本比率は国際業務に必要な8%台前半を維持する。
毎日新聞 2004年9月10日 3時00分