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(回答先: 統合へなお残る難問 UFJ、三菱東京 打開策見えぬダイエー問題(産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2004 年 9 月 11 日 05:22:13)
三菱東京フィナンシャル・グループ(FG)の畔柳信雄社長は13日までに、毎日新聞のインタビューに対し、UFJホールディングスとの経営統合で誕生する三菱東京UFJ銀行の国内店舗のうち、立地が重複する140店を統廃合する方針を明らかにした。傘下の信託銀行、証券も含めると、店舗統廃合は200店規模に達するとみられる。早期に統合効果を上げるため、一部は来年10月の統合に先駆けて実施する。
これらの合理化策や収益目標を盛り込んだ新グループの経営3カ年計画を来年6月の株主総会前に策定する方針だ。
両グループ傘下の銀行店舗は、3月末現在で東京三菱、UFJ両行合わせて全国673店。半数以上の350店が首都圏に集中し、171店が関西圏にある。
畔柳社長は新銀行について「東京、大阪、名古屋の3地区に拠点がそろい、補完性は相当高い」と地域バランスの高さを強調した。ただ、首都圏や関西圏では重複店舗が目立つことから、首都圏で100店、関西圏では40店が統廃合の対象となるとの考えを示した。東海地区の店舗網は基本的に維持する方針だ。
両グループの従業員は計7万7900人。このうち1万人程度を削減・再配置する予定だが、畔柳社長は「本部人員のダブりを減らせば何千人も現場に投入できる」と言及。今後の収益の柱に位置づけるリテール(小口金融)分野や投資信託部門に重点的に再配置する考えを示した。
一方、東京三菱銀は日本IBM、UFJ銀が日立製作所と分かれている基幹システムは当面、併存したまま両システムを接続。一本化は統合後の課題として今後慎重に検討する考えを示した。【友田道郎】
◇完全統合実現に強い意欲
三菱東京フィナンシャル・グループ(FG)の畔柳信雄社長は毎日新聞のインタビューに対し、UFJホールディングスとの経営統合は「UFJの株主にとっても有利だ」と強調。第三者による敵対的買収への対抗策を盛り込んだUFJへの出資については、三井住友FGによる株式の公開買い付け(TOB)などを阻止するために「必要な措置」と述べ、完全統合実現に改めて強い意欲を示した。【聞き手・竹島一登】
−−買収への対抗策を盛り込んだUFJへの出資について、三井住友FGは「UFJの株主利益を損ねる」と批判しています。
◆今回は統合前に資本が入る異例のケース。出資した7000億円を守る措置を取らないと、我々の株主への責任が果たせない。(本来は)大きな配当を得られる金額だが今回は無配で、簡単に(TOBを)どうぞというわけにはいかない。必要な措置を取ったと思っている。
−−UFJ信託との統合をほごにされた高橋温・住友信託銀行社長も三菱東京の対応を批判していますが。
◆UFJの旧経営陣が(住友信託への)信託売却を決めたが、新しい経営陣は不良債権処理の加速を展望すると、それでは再建の答えにならないと判断して、私どもに(経営統合の)提案にこられた。我々が横やりを入れたわけじゃない。これで金融システムも安定するし、世の中の支持は得られている。
−−UFJが三井住友と統合するよりメリットがあるという理由は?
◆三菱東京はここ数年、個人預金が増えた。UFJとの統合でリテール分野は非常に強くなる。我々は公的資金を完済しているうえ、不良債権も少ない。UFJと三井住友が統合すれば(公的資金、不良債権の)どちらも大変な額だ。また我々は東京、UFJは大阪、東海に強く、補完性も相当ある。UFJ株主にも大変に有利なはずだ。
−−カルチャー(企業文化)の違いは統合の障害になりませんか。
◆米JPモルガン・チェースも気質の違いを乗り越えて世界で渡り合っている。体質が違うから統合しないという判断が許される世の中ではない。UFJもこれだけ苦労して、新しい目標に向かって進もうとしている。それを信頼したい。
毎日新聞 2004年9月14日 1時41分
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kinyu/news/20040914k0000m020163000c.html