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(回答先: 米の雇用減速鮮明に、就業者4か月連続で前月割れ [読売新聞]【予測値24万人が3万2千人増】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 8 月 07 日 02:15:44)
8月6日(ブル−ムバ−グ):米労働省が6日発表した7月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は、前月比3万2000人の増加にとどまった。ブルームバーグ・ニュースによるエコノミスト予想中央値(24万人増)を大幅に下回った。
6月の非農業部門の雇用者数は7万8000人増と、速報の11万2000人増から下方修正された。5月分も20万8000人増と、前回発表の23万5000人増から下方修正され、5−6月で合計6万1000人の下方修正となった。
ドイツ銀行(ニューヨーク)で120億ドルの資産運用を手がけるゲーリー・ポラック氏は、「非常に弱い数字だ」と指摘し、「景気には、何やら不吉なものが感じられる。雇用は創出されていない」と語った。そのうえで、連邦公開市場委員会(FOMC)は10日に開く定例会合で、政策金利を引き上げるだろうが、その後は1度か2度、利上げを見送るだろう、との予想した。
カーター政権当局者としての経歴を持つブルッキングス研究所(ワシントン)のシニアエコノミスト、バリー・ボズワース氏は、「減税効果が薄れた現在、景気がどの程度強いのか、深刻な疑問が浮上した。景気はまだ危機を脱していないとする民主党の主張を後押しする内容となった」と述べた。
統計発表直後の米国債相場は急伸。キャンター・フィッツジェラルドによると、ニューヨーク時間午前8時37分現在、10年債(表面利率4 7/8%、2014 年償還)の価格は、前日比1 23/32上昇。同利回りは21ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%ポイント)下げて4.19%。
雇用の先行指標とされる人材派遣は5000人増(前月1万1000人減)と、弱い伸びにとどまった。また、小売業は1万9000人減(同7000人増)、金融業は2万3000人減(同7000人増)と、マイナスに転じた。一方、ビジネス支援部門は4万2000人増と、前月の1万9000人増から伸びが加速した。この結果、広義のサービス部門は全体で1万4000人増(7万6000人増)にとどまった。製造業部門雇用は1万人の増加と、小幅ながら前月の1000人減からプラスに転じた。建設は4000人増(同3000人増)。
雇用の増加ペースと雇用の質は、11月の大統領選挙の主要の争点となっている。民主党候補のジョン・ケリー上院議員は、ブッシュ政権発足以降、雇用は純減していると指摘、新たに創出された雇用の賃金の低さを批判している。これに対してブッシュ大統領は、自らが実施した減税が景気回復を助け、11カ月連続での雇用の増加を実現させたと主張している。
民間部門の週平均労働時間は33.7時間(前月33.6時間)に延長されたが、エコノミスト予想の33.8時間を下回った。製造業労働時間も40.9時間(同 40.8時間)に延長。製造業部門の超過勤務時間は4.6時間(同4.6時間)。
平均時給は前月比0.3%増(前月0.1%増)へと伸びが加速し、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査と一致した。ただ、前年同月比は 1.9%増(前月2.0%増)と、3月(同1.8%増)以来の低水準にとどまった。
一方、家計調査による7月の失業率は5.5%で、前月の5.6%から低下し、 2001年10月以来の最低となった。7月は労働人口が57万7000人増加したが、雇用者数の62万9000人増加がこれを上回ったっため、失業率は低下した。
原題:U.S. July Payrolls Rise 32,000, Trailing Forecast (Update2) (抜粋) {NXTW NSN I210MK0UQVI9 記事に関する記者への問い合わせ先: http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aqdeaQVz1AeQ&refer=jp_news_index
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
ニューヨーク 西前 明子 Akiko Nishimae anishimae3@bloomberg.net Editor:Yamahiro
ワシントン Courtney Schlisserman cschlisserma@bloomberg.net.
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Kevin Miller kmiller@bloomberg.net
更新日時 : 2004/08/06 23:18 JST