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「シーテック・ジャパン」開幕 ユビキタス体感
国内最大の電子機器の見本市「シーテック・ジャパン2004」(情報通信ネットワーク産業協会など主催)が5日、千葉市の幕張メッセで開幕した。
国内外から728の企業・団体が出展し、「いつでも、どこでも、だれでも情報を得られる」という意味の「ユビキタス社会」の実現を目指す製品や技術が並んだ。
会場では、大手電機メーカーやIT(情報技術)メーカーが、地上デジタル放送やブロードバンド(高速大容量)通信などのインフラ環境の発達に対応した次世代型の携帯型機器などを展示。
大型・高画質化が進む次世代の薄型テレビや、無線などを使った家庭内の機器を結ぶネットワーク技術なども紹介した。
開催期間9日まで5日間。主催者側は昨年の19万人を上回る約20万人の来場を見込んでいる。
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■薄型テレビ 液晶Vsプラズマ顧客争奪本格化
電機各社は、薄型テレビの新製品や試作品の展示を競った。
シャープは、世界最大級の65型(対角線が六十五インチ)液晶テレビを出品。来年度にも商品化する。奥田隆司取締役は「65型まではプラズマテレビと対抗できる。十分勝算はある」と胸を張る。
最大のライバル、韓国サムスン電子は昨年末、57型液晶テレビの試作品を発表したが、商品化は46型までにとどまっている。シャープが65型の商品化に成功すれば、「37型前後が境界線」と考えられていたプラズマテレビとのすみ分けがなくなり、顧客争奪戦が本格化しそうだ。
一方、松下電器産業は、今秋発売した民生用では世界最大となるプラズマの65型機を展示。パイオニアも61型機を出展し「大画面はプラズマ」と訴えた。「第三の薄型テレビ」としてSED方式を二〇〇五年に発売する東芝とキヤノンは、試作機と液晶、プラズマ両タイプの画質を見比べるミニシアターを開設。最新技術の優位性を強調している。
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■携帯電話 燃料電池や次世代端末
携帯電話の関連ブースでは、電池容量が格段に増える燃料電池や、地上デジタル放送対応端末など次世代端末技術が花盛りだ。
NTTドコモとKDDIの携帯大手二社は、水素と酸素を内部反応させることでエネルギーを発生させる燃料電池を外付けした携帯電話の試作機をそれぞれ出展した。
携帯は年々高性能・多機能化する中で消費電力が急増し、電池容量不足という問題に直面。
現在のリチウムイオン電池に代わる新電池として燃料電池が注目されている。
両社の試作機は、コストが安いメタノールを燃料として水素イオンを取り出す方式で、ドコモは富士通研究所、KDDIは日立製作所、東芝と共同開発。
来年度内には携帯に内蔵できる小型タイプを実用化する計画だ。駆動時間は、現在よりも約三−四倍増えるが、メタノールの販売方法など課題も多い。
一方、地上デジタル放送対応の携帯では、KDDIと三洋電機が試作機を出展。端末メーカーのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズも、独自開発の対応端末を並べている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/06kei001.htm