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(回答先: 「シーテック・ジャパン」開幕 ユビキタス体感 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2004 年 10 月 06 日 06:41:01)
次世代光ディスク シーテックで主導権争い過熱
DVD(デジタル多用途ディスク)数枚分の記憶容量がある光ディスクの規格化をめぐり、激しい競争を繰り広げる「ブルーレイ・ディスク」(BD)と「HD DVD」の二つの企業連合。五日、幕張メッセで開幕した総合展「CEATEC(シーテック) JAPAN」で両陣営が初めてPRブースを構えて相対し、自陣の優位性をアピールした。「次世代DVD」の主導権争いが過熱してきた。 (栗原淳)
「HD DVD」のブースでは、東芝、三洋電機製の再生機を展示したが、すべて試作段階の機械。「HD DVD」は、BDに比べ現行DVDと技術的に共通点が多く、ディスク製造装置を転用できるなど設備投資を抑えられる利点がある。
このためブースの説明員は「BDは映画ソフトに必要な規格をこれから策定するが、こちらは決定済み。ディスク製造も低コストでハリウッドの賛同を得られやすい」(東芝)などと、映画会社の映画ソフト製造費が安く済む、と「低コスト」のメリットを強調した。
一方、BD陣営は、BD専門のブースには「製品の数が多くて展示スペースに収まらない」(ソニー)という理由で案内板を出し、各社のブースで対応製品を出展した。
同陣営は前日に規格策定を推進する団体が発足したばかり。ハリウッド大手二十世紀フォックスも加わり、賛同企業が七十三社に増えた勢いを加速させようと、この日の会場でも既に市場投入していることなどを各社の担当者が熱心にPR。低コストを繰り返す「HD DVD」に対しては、「技術開発が進めば低価格化は可能。記憶容量はBDの方が大きい」(LG電子)と反論する。
両方式の対立は激化するばかりだが、規格統一について、「テープにたとえれば、カセットの大きさが違う。物理的に無理」とソニーの西谷清常務。BDの映画ソフトは、HD DVD再生機では鑑賞できない。規格が分かれたままでは、消費者が不便を被ることになる。
BD陣営は来年中にも、ソニー傘下の映画大手ソニー・ピクチャーズエンタテインメントがBD対応の映画ソフトを販売する。HD DVD側も、来年後半に再生機の市販を開始。商品化が相次ぐ来年、二方式「併存」の道筋が固まってしまう可能性もある。
<メモ>
ブルーレイ・ディスクとHD DVD 両方式は現行DVDと同じ大きさのディスクを使うが、情報を記録・再生するレーザーにDVDの赤色より波長が短い青色を採用、DVD4枚分の20ギガバイト前後の記憶容量がある。ディスクの情報をレンズで読み取る方式などに違いがあり、BDはソニーや松下電器産業などが技術開発を進める一方、「HD DVD方式」は東芝やNECなどが中心になっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20041006/mng_____kei_____002.shtml