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(回答先: 「シーテック・ジャパン」開幕 ユビキタス体感 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2004 年 10 月 06 日 06:41:01)
【暮らしと経済】生活とマネー eコノミーが行く 株券の電子化
5年内に移行、タンス株ご注意
コノミーです。ようやく秋らしくなりました。友達に聞いたんだけどあと五年以内に株券が電子化されるんだって。私も株は持ってるけど、証券会社に預けてあって、株券の現物はみたことない。でも、紙でなくなるって何となく不安。早速、証券の制度に詳しい日本証券業協会大阪地区協会事務局長の久保正春さんを訪ねました。
■ペーパーレス化
株券がペーパレス化される、と聞いたんですけど。
久保さん「今年六月九日に国会で『社債、株式等の振替に関する法律』が成立、公布されました。これで株式を公開している企業の株券は一律にペーパーレス化されることが決まりました。国債や社債などはすでにペーパーレスが決まっており、これが証券ペーパーレス化の総仕上げになります」
いつ、ペーパーレスになるの。
久保さん「実施日は、新法公布の日から『五年を超えない範囲』。つまり、平成二十一年六月九日までの間で、移行日を決めて一斉に実施することになります。移行日に、今ある現物の株券はすべて無効になります」
電子化のXデーはまだ、決まっていないのね。でもなぜペーパーレスを急ぐの。
久保さん「企業にとって株券を印刷したり受け渡したりするコストが負担です。電子化すれば株券で株主の権利を管理することはなくなり、コンピューター管理になります。株式の発行や売買の際に株券が不要なので取引の決済日数が短縮できます。また、個人が株券をもっていると紛失や盗難の恐れがあります。さらに会社名の変更時などに株券を交換したり、名義書換など株主側の煩わしい手続きも省け、電子化は株主にもメリットがあります」
■問題は現物の個人保管
私は証券会社に株券を預けています。どんな手続きをしたらいいのか分からないわ。
久保さん「公開会社の発行済み株式の約65%は証券会社などを通じて証券保管振替機構(保振)に預けられています。こうした株券は保振が集中管理して券面も保振名義になっており、株式の譲渡も保振利用者間では口座振替で行われています。こうした保振を利用している投資家は、電子化でも特段の手続きは必要ありません。問題は自宅や貸金庫などで現物の株券を個人で保管しているケースです」
友達のお父さんは「手元に置いておかないと不安」とタンス株をたくさん持ってるそうです。そんな人はどうすればいいの。
久保さん「電子化に移行するとすべての公開会社の株式は振替機関に口座をもつ証券会社や銀行、生保などの金融機関が作成する『振替口座簿』で一元管理されます。保振を利用せず、タンス株でもつ株主の権利は発行会社指定の金融機関に設けられる『特別口座』で保全されます。でも株券の名義が自分名義になっていないと株主権を失います。電子化までに名義書換をすることが必要です」
■証明書の取得は可能
電子化すると、紙の株券は価値がなくなっちゃうのかしら。
久保さん「法的に無効になり回収することもありません。ただ、記念品、骨董(こっとう)品としての価値は将来出てくるかもしれませんね。ただ、株主が振替口座簿の記載事項の証明書を請求することはできますよ」
ふーん。株券が電子化されるってそういうことなの。久保さんによるとペーパーレス化をにらんで株券を駆け込み偽造をする動きもあるそうなの。株券のことなんて何も考えずにこれまで株式投資をしてきたけど、気をつけなくっちゃ。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/06bus003.htm