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ネット上に人材バンク 「個人の才能」証券化
個人の才能を証券化して、投資家から資金を調達、事業化する新しいビジネスモデルが、関西発で具体化に向けて動き出した。
仕掛け人は、企業のプロモーションや企画デザインなどで活躍するプロデューサーで環境学博士の木原卓也さん。アサヒビール社長やJR西日本会長を歴任した村井勉氏を発起人代表に迎えるなど経済、文化各界からの支援を得て、二十五日に大阪市中央区の綿業会館で開くフォーラムで構想を披露する。
まずインターネット上に、さまざまな才能の持ち主を登録する人材の“銀行”を設置。デザイナーやミュージシャン、ベンチャー企業家、建築家、企業の退職者など幅広い分野からの登録を受け付ける。同時に弁護士や公認会計士、学識経験者らで作る評価機関を設けて、登録された才能や、企画を評価する。
高い評価を受けた人材については、将来、その才能、企画が生み出す収益を受け取る権利を、小口分散化する証券化の手法を用いて資金支援する。資金の出し手を確保するために、投資家倶楽部も組織。事業化のためのノウハウも提供する計画で、「創智資産研究所」を設立して証券化、事業化を後押しする。
木原さんは事務局を設け、こうした仕組み全体を管理・運営する。人材バンクに登録され、事業化にまで至る人材は(1)どんな才能があるかを明確にできる(2)広く社会に才能をアピールする能力がある(3)過去に例がない企画を立案した−などセールスポイントが必要という。
木原さんは「ノウハウや才能を一過性に終わらせず、商品価値が一生続くようにする。そのための教育も行う大学院的な機関も将来的に設立したい」と話している。
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【証券化】企業や個人が持つ資産や債権などを担保にした小口の証券を発行して投資家に販売、資金調達し、資産や債権から生じる収益を投資家に分配する手法。企業の売掛債権、不動産などを対象とするケースが多い。映画やゲームソフトなどがあげる将来の収益を証券にして製作費を調達したり、新人グラビアアイドルを売り出す資金を個人投資家を募って集めた例もある。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/04kei002.htm