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(回答先: Re: 中国メディア、原潜侵犯「遺憾」表明を一切報じず [読売新聞]【日本政府が謝罪と解釈しただけの話】 投稿者 ひょうたん 日時 2004 年 11 月 19 日 12:23:35)
★ ひょうたんさん、どうもです。中国に限らず、どこの政府も、軍事行動で起こした問題は蓋をしようとするものです。APECの日中首脳会談は、領海侵犯事件前には決まっていたはずです。業界団体のパーティに同席した顔見知りの人たちが「やあ、やあ」と別室で話し合うようなものですから、国家公式行事の相互訪問(首脳会談)とは意味合いが異なります。昨年のバンコクAPECでも日中は首脳会談を行っています。
中国政府は、靖国問題で怒っている国民向けには、どういうかたちであっても日本との首脳会談は渋っているというポーズを見せなければならないし、日本政府にも首脳会談を利用して揺さぶりをかけたいと思っているのでしょう。
たぶんですが、中国政府は、理念的な民主党より実利的な共和党的スタンスを好ましいと思っているし、率直に意向を表に出す“強硬派”のほうが相手にしやすいとも考えているはずです。
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町村信孝外相は18日午後(日本時間19日未明)、訪問先のチリで中国の李肇星外相と会談した。李氏は中国の原子力潜水艦による領海侵犯事件について、遺憾の意を表明するとともに再発防止に努めることを約束した。日本側が求めていた謝罪の言葉はなく、領海侵犯の原因などに関する言及もなかった。李氏は、両国関係の改善に向けて小泉純一郎首相の靖国神社参拝中止を求めた。
両外相はサンティアゴで20日から開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の場を利用して、小泉首相と胡錦涛国家主席による首脳会談を開くことを正式に確認した。両首脳の会談は昨年10月以来、約1年ぶり。現地時間20日に行う方向で事務レベルで調整する。
領海侵犯事件では、町村氏が「武大偉外務次官が遺憾の意を表明したが、李外相からも確認したい」とただし、再発防止策の徹底を求めた。李氏は「(武次官の発言は)自分の言葉と理解してもらって間違いない。(再発防止は)当然だ」と表明した。
首相の靖国神社参拝をめぐり、李氏は「日中間には避けて通れない問題として靖国の問題がある。適切に処理されなければならないと考える」との強い表現で中止を要請。町村氏は「首相の考えはこれまで伝えてある通りだ」と答えた。
東シナ海のガス田開発問題では、町村氏が「10月の局長級協議は満足のいくものではなかった。もっと準備と情報交換した上で次の協議は成功させたい」と指摘し、李氏も同意した。台湾問題では李氏があらためて中国の立場に理解を求めた。(共同)
■町村信孝外相と中国の李肇星外相との会談要旨は次の通り。
▽領海侵犯事件
町村氏 武大偉外務次官が十六日に日本側に遺憾の意を表明したが、李外相からも確認したい。 李氏 自分の言葉と理解してもらって間違いない。
町村氏 再発防止を求める。
李氏 当然だ。
▽靖国参拝問題
李氏 日中間には避けて通れない問題として靖国問題がある。この問題が適切に処理されなければならないと考える。
町村氏 小泉純一郎首相、日本政府の考えはこれまで伝えてある通りだ。届いているか。
李氏 届いている。
▽日中首脳会談
李氏 町村外相をはじめ外交当局や政府も日中関係改善に努力してくれている。中国側としても首脳同士の交流は大事だと考えるので、首脳会談を開くことに同意したい。
町村氏 いろいろな課題がある中で首脳同士の話し合いは大事だ。実りある会談にすべく努力したい。
▽ガス田開発問題
町村氏 十月の日中局長級協議は不十分で、日本側としては満足のいくものではなかった。もっと準備と情報交換した上で次の協議は成功させたい
李氏 中国側も満足していない。事務当局間で準備をきちんとしよう。
▽台湾問題
李氏 中国にとって敏感で重要だ。日本側が理解して適切な措置をとるよう求めたい。
町村氏 「二つの中国」という立場をとらないのは従来通りだ。(共同)
(11/19 10:05)
http://www.sankei.co.jp/news/041119/sei031.htm