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(回答先: 中国メディア、原潜侵犯「遺憾」表明を一切報じず [読売新聞]【日本政府が謝罪と解釈しただけの話】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 11 月 18 日 15:22:03)
中国は経済体制は資本主義ですが、政治体制は共産主義ですから自国に不利な情報は自国民には隠蔽するのは仕方のないことでしょう。民主主義といわれるわが国においてさえ、政府に不都合な情報は巧みに隠蔽されていますから。
さて、靖国問題を俎上にあげ会談実現には日本側の状況改善が必要と、どちらかというと日中首脳会談にはあまり積極的ではなかった中国政府が、手のひらをかえすように首脳会談の実現に積極的な姿勢を示し、20日からのAPEC期間中に首脳会談を開くことになりました。なんだか、米の狙いと逆方向にいってしまいましたね。米にしてみれば、なんでこうなるのといったところでしょうか(笑)
まあ、我々東アジアの住人(欧米人からみたら原住民だそうですが)としては、雨降って地固まるで結果オーライでした。
中国がこのように態度を一変させた理由をあえて推測(妄想?)してみたいと思います。
鳩派のパウエル国務長官が辞任(アーミテージ氏も辞任)し、後任に鷹派で優秀な大統領補佐官(愛人という説もありますが、ある夕食会でブッシュのことを「私の夫」と思わず呼んだり、国務長官就任時のブッシュの喜びようなどをみていると、その可能性は大きいと思います)であったライス女史が任命されたことと関連があるのではないでしょうか。
パウエルは、辞任前アジア各国を歴訪しましたが、その際、中国首脳との会談において、「台湾と中国は平和的に統一すべきだ」「台湾は主権国家ではない」と発言し、明らかに中国寄りの姿勢を見せました。米が親中国政策をとるのであれば、従来の靖国問題等を盾に首脳会談をやりたかったら、まず自分の態度をあらためろ(靖国参拝を止めろ)という態度でなんら問題はありませんでした。ところが、大方の予想に反し、急遽、パウエルが政権を去ることが明確になったわけです。しかも、後任が鷹派のライスとくれば、アメリカの親中国政策は変更される可能性が高くなります。そうなった場合、日本と対立することは好ましくないとの判断が中国首脳に働いたのではないでしょうか。