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今、私の中で最もホットな議題。
原子力発電。
貼り付け記事ばかりで何も意見が無いのはつまらないので、ご意見頂きたく投稿致します。
さて、
経済も健康も安全も、メルトダウン一発で吹き飛ばしてくれるであろう原子力発電。
日常で話題にならないのが不思議である。
核爆弾落とされてひどい目にあったのに、今度は自分で核地雷を御丁寧に全国に設置してしまったわが日本。
マゾっけたっぷりである。
全てが自爆したあかつきには、ほとんどが立ち入り禁止区域となり、中国・韓国・北朝鮮が侵略してくることは無くなるであろうが、実はそれが狙いだろうか。←冗談
★1. 100%安全神話のこと
この期に及んで、原子力発電は100%安全だと思い込んでいるお気楽な人は、まだいらっしゃるのであろうか?
事故は起こらないことは無い。
車に気をつけて乗っていても、交通事故は起こる。
そして、頻繁に乗れば乗るほど、事故率は統計的に上がる。
サイコロを例にあげてみよう。
1を事故と見立てて、出さないようにサイコロを振るとする。
無限に振っていくのであれば、絶対に1を出さないのは、10000面体サイコロであったとしても、それこそ絶対に無理なのである。
永遠に原子力を使うのであれば、事故の確率が低くとも統計的にはいつか発生する。
起こるか起こらないかではなく、いつ起きるかなのである。
100%安全はありえないことは、国も認めるところとなっている。
◆100%安全だといいながら何故事故があるのか?
(経済産業省 原子力のページ 原子力何でも相談室より)
http://www.atomnavi.jp/uketsuke/qa07_39_030106.html
ーーーーー引用はじめ
100%安全という設備は世の中になく、原子力もリスクを有しています。
(中略)
過去の事故・故障はいわゆる人的要因によって多く起きており、原子力関係者は、常に原子力の持つリスクを改めて直視し、そのリスクを明らかにして、そのリスクを合理的に到達可能な限り低減するという安全確保の努力を続けています。
ーーーーー引用終わり
いわゆる1つの開き直りではあるが、正直で好感が持てる。
車とかの機械と一緒で事故が起こるのはしょうがないですよね〜。
僕たちは減らすために頑張ってま〜す!
と言っているのである。
100%安全でない限り、事故はいつか発生する。
車に乗らなければ、原書力発電を使わなければ、事故が起こることは絶対に無いのだ。
小さい事故なら大丈夫だよ。
日本の原子力発電所はメルトダウンする前に多重防護があるから大丈夫っていってた
よ!
と食い下がる方もおられるかもしれない。
そんなあなたにはこれをプレゼント。
◆スリーマイル島で起こったようなメルトダウン寸前の事故は本当に起こらないのか
(経済産業省 原子力のページ 原子力何でも相談室より)
http://www.atomnavi.jp/uketsuke/qa07_47_030171.html
ーーーーー引用はじめ
A.
1979年のスリーマイルアイランド原子力発電所の事故は、機器の故障や誤操作、誤判断が重なり、燃料の損傷、炉内構造物の一部溶融に至ったもので、結果として格納容器外に放射性物質の一部が漏洩する事故に進展しました。放出された放射性物質等は、健康上影響のないレベルのものでしたが、周辺住民の一部を避難させるような事態となりました。我が国においては、原子力安全委員会が、同事故の教訓を我が国の原子力の安全確保対策に反映させるため、安全審査関係、防災関係等の広い範囲にわたる反映事項を摘出し、それらを我が国の原子力安全確保対策に取り入れる旨の決定を行い、関係行政庁にも通知しました。
このため、スリーマイルアイランド事故の教訓より、我が国でも原子力安全委員会により、1980年に「原子力発電所等周辺の防災対策について」が策定されました。さらに1999年の東海村でのウラン加工施設での臨界事故の反省より、原子力災害対策特別措置法を制定し、万一の事態への対応体制を整備・強化しています。
ーーーー引用終わり
この答えの中で注目すべきことは、
メルトダウンを起こしませんか?と言う質問に対して、起こしません。起きます。と全然答えていない所である。
言っているのは、
もし事故ったら、どう対応するかのマニュアル作りました。
ということだけである。
ということは起こる可能性はあると言うことを暗に認めていると言えるのである。
多重防護とやらで絶対に起きないのであれば、スリーマイルの原子炉との違いを説明するはずであろうからである。
現にチェルノブイリ原子炉とは出来が違うと自信満々な答えがあり、ちょっと笑えた。
◆チェルノブイリ原発と日本の原発の違い
(経済産業省 原子力のページ 原子力何でも相談室より)
http://www.atomnavi.jp/uketsuke/qa07_6_020019-3.html
そんな訳で、
いつスリーマイル並みのメルトダウン事故がおこってもおかしくなく、多くの日本人が今か今かとワクワクして待っているのが現状である。
★2. 原子力発電ってどこにあったっけ?
事故がいつか起こるのは、統計的に間違いは無い。
後は、どこで起こるかだ。
誰しも、自分がかわいいものだ。
関係しないものには、得てして非情となれる。
俺は北海道に住んでるから残念でした!とか言うあなた!安心してほしい。あなたの為に、北海道にももちろんある。
全国の原子力(経済産業省 国のホームページ。)
http://www.atom.meti.go.jp/genjyo/index01.html
ーーーーー引用はじめ
ご覧の通り原子力発電所は全国に広く分布し、すでに私たちの生活を支える貴重なエネルギー源になっているのがわかります。
ーーーーー引用終わり
などと勝手なことを言っているが、私は頼んだ覚えはないし、あなたも無いであろう。
国の国家政策により、原子力を主とする方法へ切り替えてきた結果なのである。
いつの間にか、私たちは地雷に囲まれてしまったのである。
人事ではないのだ。
なお事故った際は、偏西風(日本の上空を吹いている強い西風のこと。夏弱く、秋強い)により東へ放射性物質がとぶ可能性が高い。
浜岡原子力発電所で事故ると首都圏に直撃することもありうるのである。
原子力発電の東側に住んでいる方は、かなり欝になってもよいと言える。
★3. 大事故が起こった場合のその後
さて、
あなたがメルトダウン事故から何とか生き残ったとしよう。
そんなあなたに向かって、
放射能がどれだけ出ていても、
政府は放射線量は許容量内であり安全であると言いはなつであろうことは簡単に予想がつく。
スリーマイル島で起こったようなメルトダウン寸前の事故は本当に起こらないのか?の質問の答えにも、”放出された放射性物質等は、健康上影響のないレベル”と言っているくらいであるので間違いないであろう。
この後の政府の対応は、この質問からうかがえる。
◆チェルノブイル事故の影響について知りたい
(経済産業省 原子力のページ 原子力何でも相談室より)
http://www.atomnavi.jp/uketsuke/qa07_30_020264-1.html
ーーーーー引用はじめ
Q.
チェルノブイル事故は原子力史上最悪の事故となりましたが、果たしてどれくらいの死傷者が出て、今後、発ガンの恐れのある人数はいかほどと予定されているのか。
A.
発ガンの恐れのある人数:
国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR)は2000年6月7日、国連に毎年提出している放射線源と健康影響に関する報告書の特別付属書として、チェルノブイル事故による放射線の健康影響についての報告書を発表しました。
UNSCEARは、科学的な評価の結果、チェルノブイル事故で被ばくした子供達のうち約1,800人が甲状腺がんにかかっており、今後も増加する恐れがあることを認める一方、「それ以外の全般的ながんや死亡率の増加が事故による被ばくと直接結びつくような科学的な根拠は何もなかった」と明言しています。また、白血病のリスクに関しては、「現場の復旧作業者の中でさえ増加は見られなかった」としています。
ーーーーー引用終わり
この答えの中で、政府の容赦のなさが見えるのが分かる。
「それ以外の全般的ながんや死亡率の増加が事故による被ばくと直接結びつくような科学的な根拠は何もなかった」
白血病のリスクに関しては、「現場の復旧作業者の中でさえ増加は見られなかった」
この2文は生き残ったあなたに、さらなる地獄を見せる物である。
もし、あなたが白血病やがんを発病したとしても、政府は因果関係が無いと言って保証は絶対にしないということである。
つまり政府は、
原子力発電を、いつか事故ると分かっていながら動かし続け、なおかつ事故っても決して保障はしない様に複線だけは張ってあるのである。
損をするのは、何も知らないあなただけである。
私は、原子力を好きでも嫌いでもないが、やり直しが出来ないという1点で反対している。
火力発電所が爆発しても、やり直しがきく。
が、原子力発電所が爆発してしまったら、日本は終わりなのだ。
例えば、30m半径が汚染されてしまったら、誰が責任を取るのであろうか。
私には、政府や電力会社の社長は頭がいかれているとしか思えない。
電気が無いとクーラー使えなくて困るから、日本終わらしちゃっていいのですか?
放射能に汚染された日本を愛するわが子にわたすのですか?
周りの人にも話してみて欲しい。
私たちにとって大事な物とは何なのかを。