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(回答先: Re: ぷち熟女のダメ押しコピペ第四弾 投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 9 月 28 日 19:00:40)
http://diary.hatena.ne.jp/KGV/200312
『KGV ★ 煩悩リミットScritti Politti』より
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2003-12-16
■ [Art] 22:41
日曜日に村上隆が中心となってやっているGEISAIというのに六本木ヒルズまで行ったんですが、これはかなりダメでした。
今回はこれまでのGEISAIとは違って、美術館の館長なんかを招いて順位を付けるという趣旨のため出品数が抑えられていたのかもしれませんが、とにかくロクなもの出ていなくて、これは出品者の問題というより村上隆的に困ったもんじゃないかと思いました。
先月はデザインフェスタに行ったのですが、こちらの方が(出品者の数が相当違うとはいえ)作品的にも良質なものがあったし、会場のムードも自由な感じで、また作品を売るアーティストもやる気がありました。しかし、GEISAIの方は作品の側にアーティストがいないことがままあり、また値段の表示もないものが多く、ただ見てくれればよいというような感じでした。これはコンテスト的な意味合いを強めた為と思われますが、この方向は明らかに失敗でしょう。ともかく順位以前の作品が多いのですから。
また、会場では村上周辺のアーティストや小山登美夫ギャラリーのブースもありましたが、これらの恐らくは3万から10万くらいの値が付いていると思われるアーティストがそもそもダメなんですね。しょうもないのが多いです。
村上隆も水草とか売ってるようでは何かもうダメじゃないのか、という気がしました。ヒルズの24階から見えた夕焼けの富士山が一番アートでした。
などということを考えていたら、『國文学』の柄谷行人特集で福田和也が村上隆について書いていました。内容は村上と岡倉天心との日本画の捏造における並行性を指摘するというもので、特に意外性はないのですが押さえておきたいポイントではあります。富士山はキャラクターだ、というのは面白いです。