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(回答先: 「米軍再編計画」と「国連常任理事国入り」動機の不協和音 投稿者 鷹眼乃見物 日時 2004 年 9 月 25 日 07:37:10)
鷹眼乃見物さんの投稿に関連して矛盾についてですが、自分はこう考えています。
矛盾したことを平気で言う政治家が出てくる理由のひとつは、
今の憲法のもとでも自衛隊という軍隊を保持しているという矛盾が
そのままにされているからだと思います。
矛盾を平気で言う政治家の存在を許さない環境をつくるためには、
まず、今の憲法と自衛隊の関係をすっきりさせる改憲を行うか、
自衛隊を廃止するかのどちらかを行って、矛盾をなくさないといけません。
今の憲法でも自衛隊を持てるなどという理屈はどう見ても詭弁です。
憲法解釈で詭弁を許容していたら、堂々と詭弁を弄し矛盾を気にしない政治家が
出てきても仕方ありません。
そういうふうに観てみると、たとえばこの掲示板によく紹介されている森田氏とか
天木氏のような護憲を主張する人が(両者とも小泉を非難しているわけですが)、
自衛隊の存在についてはどう思っているのか、なぜそのことについて言及しないまま
護憲を言うのか、とても不思議です。
もしかすると、過去に何度もそのことについて言及しているのかもしれませんが、
それを知らない人は多いのですから、憲法と自衛隊についての考えを護憲の主張と同時に
明らかにしてほしいと思います。それなしで護憲を主張するのは小泉と同じく不誠実だと感じます。
軍隊を持たなければ平和になるという考えは、世界全体が同時に行わなければ意味がないことは
ちょっと考えてみればわかることですが、そのようになった暁には再軍備しようとする動きが
起きないかを監視する必要が生じますし、国家のすべてが軍備を放棄しても、巨大犯罪集団や
国際金融資本といったグループが独自に軍隊を持とうとする動きも起こり得るわけで、
そういったことまで監視し、制御できるのかといったことについても考える必要があります。
結局、暴力で自分たちの意思を他人に押し付けようと考える人が出て来ない世界にならないかぎり、
軍隊を持たないままでの平和で自由な社会など来ないのであり、軍隊を持たなければ平和になると
考える人は、まず日本から、ヤクザという暴力で相手を威嚇する人間たちを改心させて、
ヤクザがいない社会を、軍隊のない世界の前段階として実現してみせるべきだと考えます。
そういったことを実証してみせることもなく、軍隊をなくせば平和になるという考え(実験)を
日本が行うべきだというのは非常に無責任で怠慢です。
侵略の歯止めとして自衛隊の存在を認めるが護憲だという人は、詭弁派です。
こういう人は詭弁を認めている以上、詭弁を責める資格がありません。
つまり、護憲派は無責任な怠慢派か、詭弁派かのどちらかです。
ついでに、防御目的でない兵器を持ってはいけないと主張するのは護憲派でしょうが、
そのことで日本にとって米軍基地の必要性が強まることを理解しているのでしょうか。
護憲派というのは普通に思われているのとは逆に、じつはアメリカにとって都合がいい面が
あるのではないでしょうか。