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(回答先: Re: 護憲派ーすごい小難しくてとても全部読む気になれないけど 投稿者 とことこ 日時 2004 年 9 月 30 日 01:17:05)
とことこさん、はじめまして。
小泉ですが、たしか最近、改憲を目指すつもりはない、と発言したと思います。
ところで、説明していませんでしたが、自分の考えとしては軍隊を持つことをはっきり認めて、
但し、戦争に巻き込まれたり、戦争を起こしたりといったことを防ぐ歯止めのために、
別の条文を加えるべきだと考えます。
たとえば、人道支援のために自衛隊を海外に派遣したいという場合に、国会議員の三分の二の賛成を
得なければならないですとか、国民投票で決めなければならないなどといったことを組み込むべきだと考えます。
もし既にこういう改正が行われていた場合、小泉はイラクに自衛隊を派遣できなかったはずです。
上記のものと今の憲法を比較した場合、今の憲法のほうがずっと危険です。
憲法9条の武力を持たないという条文は、もともとアメリカが日本に軍隊を持たせない意図が
あったからだ、ということは有名ですが、そういう目的のために書かれている文章を
自衛のためには軍隊を持ってもよい、と解釈するのはやはり無理があると思います。
憲法学者でも、自衛のための軍隊なら持ってもよいと解釈できる、と考える人は少数派だそうです。
この少数派にしても本心からそう考えているのではなく、御用学者的な人や、あるいは別の意図が
あってそう主張しているのではないでしょうか。
それに、自衛のための軍隊なら持ってもよいという解釈を通してしまうのは、
文章の意味をないがしろにする、一種の国語破壊だと思います。
前の主張の繰り返しになりますが、こういう無理があるような解釈が通ると、詭弁が容認されやすい環境に
なって、それこそ危険だと考えます。実際、小泉のようなメチャクチャな理屈を言う人間が登場しました。
憲法解釈で無理をして少しずつヒビが入っていくうちに、ピシッと大きな割れ目が入ってしまう状況が来て、
そのときには多くの人が、道理が通されなくてもルールが破られても気にしない世界になっています。
こういう状況にならないために、無理な解釈を許さない改正が必要だと思います。