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(回答先: 「クズ」の考察C_訪ねる「九頭神」 ←「読解力ゼロのクズ」と言う前に日本文化を顧みる 投稿者 傍らで観る者 日時 2004 年 11 月 22 日 07:32:58)
傍らで観る者さん どうもです。
#スーザン・ソンタグを巡る議論は尻切れになり申し訳なく思っています。
シュタイナー関連といい気合の入った投稿には脱帽です。
もとより論を立てるほどの知見もなく、稚拙な感想文になりますがご容赦ください。
中上健次フリークとして南紀、熊野は何度か訪れましたが今年は逆コースとして京都=>奈良=>吉野=>熊野と「高貴な姫や皇子」が落ち延びた道をたどりました。完全なオフシーズンだったのか近鉄吉野駅に降り立ったのは私と同居人の二人のみ、軒がくっつきそうな車一台やっと通れるかという道を歩いて宿に着くと旅館も他に宿泊客がなく貸切状態、「これで商売になるのか」と心配になるくらいの典雅さです。(笑)
ちょうど熊野が「世界遺産」に認定される時期で寺社は重文、国宝が無料公開、宿のご主人も「記憶にない」とおっしゃっていました。
「蛙飛び」の蔵王堂を始めとする寺社や後醍醐天皇稜をはじめ南朝宮跡など、まるで道端に転がすように「歴史」が落ちているような濃密な空間には驚嘆しましたが、特に水分(みくまり)神社は印象に残りました。回廊形式になっていますが月並みですが汎アジア的ともいうべき異様な「高貴であるが淀んだ」祭事空間には戦慄させられるものがありました。ご紹介いただいたような予備知識は皆無で出かけたので、是非もう一度訪れてみたいと思っています。
ちなみに「吉野桜」の時期は「お客様が来年の予約をしてお帰りになる」そうですのでよほどの幸運でないと宿泊はかなわないようです。