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バグダッドでサリン入り砲弾発見 処理の2米兵が浴びる
イラク駐留米軍のキミット准将は17日の会見で、神経ガス「サリン」の入った砲弾がバグダッドで15日に見つかり、爆発処理班の米兵2人が微量のガスを浴びて治療を受けた、と発表した。
旧イラク軍が製造した化学兵器の一部である可能性がある。准将は「(イラクの)旧政権は、こうした砲弾は91年の湾岸戦争前にすべて破壊したと宣言していた」と述べたが、イラク戦争開戦につながった大量破壊兵器問題との関係については言及しなかった。
サリンが入っていたのは155ミリ砲弾。手製爆弾として道路脇に仕掛けられていた。米軍車両が発見し、爆破処理した。その際、小規模な爆発があり、微量のガスが発散したという。
砲弾の仕組みについて准将は「古い型で、二つに仕切られた化学物質が混ざることによって毒ガスが生成される」と説明。爆弾を仕掛けた犯人は、サリン入りとは知らなかった可能性があると述べた。
旧フセイン政権は80年代にサリンを製造し、88年に北部のクルド地域ハラブジャ攻撃に使用、多数の死者を出した。湾岸戦争後、イラクは国連安保理決議で、核・生物兵器とともにすべての化学兵器の廃棄を命じられた。
昨春のイラク戦争の前、イラクは「かつて生物・化学兵器を所持していたが、すでに廃棄した」と主張。しかし米英は、大量破壊兵器を保有しているはずだとして攻撃に踏み切った。
(05/18 01:01)
http://www.asahi.com/international/update/0518/002.html