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(回答先: バグダッドでサリン入り砲弾発見 処理の2米兵が浴びる (asahi.com) 投稿者 彗星 日時 2004 年 5 月 18 日 02:03:13)
砲弾1発から微量サリン、イラクで初発見
【カイロ=柳沢亨之】イラク駐留米軍のキミット准将は17日、イラク国内で発見された砲弾1発から、神経ガス・サリンが微量、検出されたと発表した。
昨年4月の旧フセイン政権崩壊後、米国がイラク戦争の根拠とした大量破壊兵器関連物質が実際に発見されたのは初めて。
准将によると、砲弾は、米軍が2、3日前、米軍車列が通過したイラク国内の道路脇で発見した手製爆弾の袋の中にあった。イラクの大量破壊兵器探しを担う米調査団が中の成分を調べ、17日にサリンの存在を確認した。砲弾は発見後、処理前に爆発、爆発物処理担当者2人がサリンにさらされ、治療を受けたが、極めて少量だったため健康への影響はないという。
直径155ミリの砲弾内部は2つの部分で構成され、サリンを作り出す2つの化学物質がそれぞれに入っている旧式の「2種混合型」。准将は、「旧(フセイン)政権時代から貯蔵されていたと考えられる兵器」と語ったが、同政権が意図的に保有していたものなのか、それとも、同政権が1991年の湾岸戦争以前に保有していたサリン砲弾をその後、何者かが入手し、蓄えていたのかなどの詳細については明らかにしなかった。
フセイン政権はイラン・イラク戦争時代に、実際にサリンを含む神経ガス兵器を使用したことが明らかになっているが、「湾岸戦争後に廃棄した」と主張。保有継続を疑う米国などと対立していた。イラク戦争で米国などは、フセイン政権による化学兵器のほか、生物兵器の保有や核兵器開発疑惑を、開戦の主要根拠としていた。今回の発見は開戦の大義に関する議論に影響を与える可能性もある。
◆米政府は「精査中」◆
【ワシントン=永田和男】ロイター通信によると、イラクでのサリン発見の情報につき米政府高官は17日、「なお精査中である。中央軍の発表に付け加えることはない」と語った。
◆イラクの化学兵器=旧フセイン政権は、イラン・イラク戦争(1980―88年)や、クルド人虐殺の際、びらん性のマスタードガスなどを使用。91年の湾岸戦争後の国連査察で、化学兵器爆弾4万発と50万リットル分の化学物質が廃棄された。フセイン政権は「すべて廃棄した」と主張したが、2002年に米中央情報局(CIA)がまとめた報告書などは、サリン、VXガスなど計100―500トンを保有していると指摘した。
(2004/5/18/02:03 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040517i115.htm
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「今回の発見は開戦の大義に関する議論に影響を与える可能性もある。」というか,
「与えてほしい」というのが本音.