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@小泉首相、22日に日帰りで訪朝(読売オンライン)
小泉首相は、北朝鮮による日本人拉致問題を打開するため、22日に日帰りで平壌を再訪問し、金正日総書記と会談する。
14日午後、公明党の神崎代表との党首会談や政府・与党首脳会議を開き、こうした方針を説明する。首相は、金総書記との首脳会談で、日本人拉致被害者5人の家族8人の帰国・来日を最優先で求める。8人の帰国が実現し次第、日朝国交正常化交渉を再開する方針だ。2002年9月の日朝首脳会談で金総書記が拉致の事実を認めて謝罪し、同10月に拉致被害者5人が帰国した後、こう着状態が続いていた拉致問題は、極めて重要な局面を迎える。
小泉首相は日朝首脳会談で、金総書記が最終的に拉致被害者の家族8人の帰国に応じれば、2002年9月の日朝平壌宣言に基づく国交正常化交渉を再開するとの意向を伝える。国交正常化交渉は、同10月にクアラルンプールで開かれて以来、中断している。
また、小泉首相は、北朝鮮が「死亡」または「入国なし」としている拉致被害者10人についても、調査を継続し、真相を究明するよう強く要求する考えだ。
一方、4月下旬の北朝鮮の竜川(リョンチョン)駅での列車爆発事故については、既に実施した10万ドル相当の医薬品などの緊急援助に加えて、人道支援を実施することにしている。
小泉首相は14日午前、首相官邸に外務省の竹内行夫次官、田中均外務審議官、藪中三十二アジア大洋州局長を呼び、拉致問題に関する対応を協議した。
竹内氏らは、近く日朝協議を平壌で行う方向で調整しており、8人の帰国に向けて、帰国の時期・方法などを北朝鮮側と詰めている現状を報告した。
細田官房長官は14日午前の記者会見で、次回の日朝協議の日程について「間もなく向こうから返事があってしかるべきだと考えている」と述べた。
首相の再訪朝は、今月四、五の両日、北京市内のホテルで行われた日朝協議で本格的な調整が始まった。
協議には、日本側は田中、藪中の両氏、北朝鮮側は鄭泰和(チョンテファ)日朝国交正常化担当大使、宋日昊(ソンイルホ)外務省副局長らが出席した。
首相の再訪朝に対しては、自民党内からも「北朝鮮が死亡などとしている被害者の問題が棚上げになりかねない」「核開発問題が置き去りになる恐れがある」などとして慎重な対応を求める声もあった。
(2004/5/14/13:23 読売新聞 )
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040514it05.htm
@自衛隊派兵の拡大や北朝鮮への全面戦争を可能とする有事関連7法案の審議と平行した、小泉の日朝国交回復への動きは、一見矛盾しているように見えますが、
アメリカの反対を押し切って日朝首脳会談が行われた経過から見ると、小泉政権は独自の北朝鮮外交の確立のために軍事大国化の道を進んでいるようにも思われます。
新たな朝鮮戦争をやるためにも、いったん「過去の清算」をやりたいのでしょうか?