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ラムズフェルド、刑務所の責任者と会うため、バグダッドを電撃訪問(エル・ムンド)
5月13日付のエル・ムンド(電子版)からです。この訪問自体は阿修羅では既報ですが、スペインの新聞(電子版)での扱いをご紹介します。これは全訳します。
●『ラムズフェルド、刑務所の責任者との会談のため、バグダッドを電撃訪問』
(バグダッド)
米国国防長官ドナルド・ラムズフェルドは、拷問がイラク人の怒りをかっている最中に、米国が管理している刑務所の管理者と会うために昼にバグダッドを電撃訪問した。訪問する刑務所にはアブ・グライブが含まれる。ラムズフェルドは、アブ・グライブ刑務所での、イラク人囚人に対する米兵の拷問や虐待を示す写真が公開された問題のため、近頃非難の対象になっている。
長官は、ペンタゴンの法律顧問を務めるリチャード・メイヤー将軍と一緒に移動している。ラムズフェルドの続投は、辞任や解任の声にもかかわらず、ジョージ・W・ブッシュ大統領によって保証されたが、イラクでの米軍の最高責任者リカルド・サンチェスへの面会が予定されている。
戦争終了宣言以来、ラムズフェルドの訪問は初めてではなく、すでに数度もイラクの首都に軍を視察するために訪れている。しかし今回は、イラクの刑務所での拷問というスキャンダルのために国際的な問題を激しく引き起こす性質の訪問である。昨日、米国の上院議員たちは、イラクの刑務所での虐待に関してペンタゴンが持っている未編集の写真をカピトリオで見ることができた。新たな映像は、ペンタゴンの職員が議員だけに公開したものであるが、老人たちや女性たちに対する拷問のシーンを明らかにした。
上院議員たちによると、その映像のいくつかは性的な行為を意味しており、多くのアメリカ兵が参加しているものを含んでおり、一方ではイラクの女性たちに乳房を見せるように強制するものもあった。また他に、怯えている囚人に犬をけしかけている写真もある。
「これらの写真は胸のむかつくようなものだと予想してはいたが、しかし予想を越えてひどいものだ。最悪をさらに何倍もしたようなものだ。」と、民主党上院議員ロン・ワイデンは語った。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/05/13/internacional/1084439169.html
拷問映像、首切り映像、エロ・グロ・ナンセンスの映像戦争・・・。一体何のために? 単なる短期的な政治的駆け引きの道具として、という以上に、今から十年、二十年かけて、世界中の人間の心の中から地獄を引き出して現実化し、この世を隅々まで生き地獄にしようとする、そんな悪魔的な意志でも働いているのでしょうか。何となくそのようにも思えてくる今日この頃です。