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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040501k0000m030149000c.html
【バグダッド杉尾直哉】イラク中部ファルージャで30日、イラク人による「ファルージャ防衛軍」の編成が始まり、米海兵隊から一部拠点を引き継いだ。目撃者によると、イラク駐留米軍は、ファルージャの南部と西部から部隊を後退させ、包囲網を緩めた。AP通信などが伝えた。駐留米軍のキミット准将は同日、記者会見で、この動きを「撤退」ではなく「再配置」だと強調した。
AP通信によると、「ファルージャ防衛軍」は地元出身で旧イラク軍の将軍だったジャシム・モハメド・サレハ氏が指揮を執り、志願兵ら約1100人で編成される。サレハ氏は30日、旧イラク軍の制服姿でファルージャ入りした。
同氏はロイター通信に対し「我々は米軍の助けを借りず、ファルージャの治安と(社会の)安定を維持するため、緊急部隊の編成に着手した」と語った。
キミット准将は、海兵隊は今後もイラク人部隊と連携を保ちファルージャ市内や周辺にとどまることになると説明した。
同准将によると同日、ファルージャ周辺で車爆弾が爆発し、米海兵隊員2人が死亡、6人が負傷した。
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【ワシントン中島哲夫】米中東軍のアビザイド司令官は30日、カタールから米国防総省に向けたテレビ会見で、イラク人部隊によるファルージャの治安維持構想は段階的に進行するものであり、訓練とパトロール実施がうまくいけば事態打開につながる可能性はあるが、まだ最終的な合意ではないと述べた。
司令官は、イラク人部隊による治安維持について「時間がかかり、忍耐が必要だ」と指摘。事態打開もありうるが、それには「条件」が満たされる必要があると述べ、抵抗勢力の武装解除が不可欠だという立場を示唆した。
毎日新聞 2004年5月1日 1時28分