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(回答先: 日本ではまだ「これはイラクの問題だ」という報道ではありません(毎日) 投稿者 やっほー 日時 2004 年 4 月 30 日 00:04:24)
イラク中部のファルージャを4週間近く包囲し、武装勢力と戦闘を続けてきた米海兵隊員が29日、撤退を始めた=AP
ファルージャで米軍、段階的に撤退 一部開始報道も
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http://www.asahi.com/international/update/0429/014.html
イラク中部ファルージャで武装勢力と戦闘を繰り広げてきた米海兵隊の現地司令官は29日、イラク人主体の治安組織が30日からファルージャ市内に入り、治安維持にあたるとの方針を明らかにした。AP通信などが伝えた。これを受け、ファルージャを包囲している海兵隊員約2000人が段階的に撤退することで地元代表らと合意に達したという。ロイター通信は海兵隊の一部部隊が29日、撤退を始めたと報じた。ただ、武装勢力が停戦に応じるかどうかはまだ不透明で、撤退が合意通りに進むかは予断を許さない状況だ。
カタールの衛星テレビ、アルジャジーラによると、地元住民代表アフマド・ハルダン氏は、米軍との合意について(1)ファルージャ南部からは36時間以内に撤退(2)北部は5月2日から撤退を開始し、ともにイラク保安部隊(ICDC)とイラク人警察が米軍の代わりに展開する(3)旧フセイン政権下の軍将官が市内の治安責任者となり、ICDCと警察を指揮する、との3点だと説明した。
AP通信によると、合意は28日夜に成立した。米軍に代わって治安維持にあたるのは、旧フセイン政権下の元兵士、警察官、地元部族ら1100人で構成される「ファルージャ防護隊」(FPA)だという。
この組織は米軍の指揮を受けるとみられ、米軍が今後も治安維持の主導権を握ることに変わりはなさそうだ。米CNNはFPAを指揮するとみられる旧フセイン政権の元軍幹部4人が29日、米海兵隊幹部と会談したと伝えた。
これまでICDCや警察の一部が米海兵隊への協力を拒否した例もあり、寄せ集めの部隊であるFPAがどこまで治安を担えるか定かではない。米軍が求める武装勢力からの重火器の引き渡しも進んでおらず、29日から予定されていた米軍とイラク警察などとの合同パトロールは再度延期されている。
今回の合意に武装勢力側は参加していない。実際に撤退が始まれば、暗礁に乗り上げていた武装勢力との交渉が進展する可能性がある。
AFP通信によると、これに先立ち、米海兵隊の報道官は29日、AC130攻撃機が28日夜、米軍車両を銃撃した武装勢力を攻撃したと発表した。アルジャジーラによると、北東部など3カ所で空爆があり、イラク人計24人が負傷したと病院関係者は語ったという。
一方、米軍報道官は29日、バグダッド南方マフムディヤで米兵8人が攻撃を受けて死亡、4人が負傷したと語った。また、バグダッド東部と首都北方のバクバでも29日、米兵がそれぞれ1人ずつ死亡したという。
中部ナジャフ近郊では、米軍が28日、ナジャフと東10キロのクーファ間に新たな検問所を設置。CNNによると、イスラム教シーア派の民兵らが29日、ロケット砲や迫撃砲でこれらの検問所を攻撃、銃撃戦が続いた。
また、ロイター通信が英軍報道官の話として伝えたところでは、南部バスラで南アフリカ国籍とみられる民間人が銃撃され、死亡した。
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〈ファルージャ〉 バグダッドの西方約50キロにあるイラク中部の都市。駐留米軍への激しい抵抗が続く「スンニ派三角地帯」にある。米民間人が殺害され、遺体が損傷された3月末の事件を受けて、米軍は今月5日、武装勢力の掃討作戦を開始。以後、イラク人の死者は約600人にのぼる。イラク全土で「ファルージャの悲劇を救え」の声が宗派を超えて盛り上がり、反米運動の合言葉になっている。11日に一時停戦となったが、局地的な戦闘が続いている。 (04/29 23:46)