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■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2004年 4月23日号（平日毎日発行）
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※本日配信の『日刊ゲンダイ Dailymail（有料版）』より一部の記事を抜粋して配信
させていただいております。
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◆◇ Today's Head Line
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_/_/_/ 日刊ゲンダイ Dailymail Business _/_/_/
１９３０年代ソックリという憂慮と懸念
歴史が教えるこの道の行く先
人質救出費用に税金が使われると問題にしているマスコミもあるが、役立たずの
国会議員に莫大な税金をムダ遣いさせている方が大問題だと皮肉る声も
■ 銀行主導で地域分割 「ダイエー切り売り」が始まるゾ
■ どうやら本気らしい 日歯連疑惑の「政界捜査」
■ ノルウェー、ポーランドも言及 イラク撤退ドミノ現象
■ 自衛隊は来月増員 治安悪化で警備隊を強化
■ 【ビジネス＆企業Ｎｅｗｓ】
・ 今度は「カード戦争」 新生“ＪＡＬ”ＶＳ“ＡＮＡ”第２ラウンド
・ 〈ＵＳＪ〉開業４年目で初の最終黒字に
・ 証券界 ヤフー好決算でまたゾロ皮算用
・ 〈日立〉２１万円の洗濯乾燥機で勝負！ ……他
──［ 連 載 記 事 ］──
▼ 【金子 勝（慶大教授）の天下の逆襲】
いつまでネオコンについていくのか
感情的議論に隠された政府のミス ──
▼ 【この会社の人と事件（生田忠秀）】
税金チョロマカシのあきれた内訳
警察の裏金づくりは宴会やゴルフのため ──
▼ 【ＮＹアナリスト 日本株をこう買う】
ＦＲＢ議長発言で米国市場は「６月利上げ」を確信 ──
▼ 【耳より情報】
広告業界に“遅れてきた春” ──
▼ 【うわさの真偽】
・ 三井造船に先回り ──
・ ＮＹ離れ鮮明に ──
▼ 【暮らしと仕事の危機管理】
妻に内証の借金 ──
▼ 【サラリーマンワイド】
ベストセラー「脳を鍛える大人のドリル」の
著者・川島隆太（東北大教授）が直伝！
脳の司令塔・前頭前野を活性化してボケを防ぐ日常生活 ──
_/_/_/ 日刊ゲンダイ Dailymail Sports _/_/_/
米大リーグ速報
笑っていられるか 松井秀の“守乱”の怖さ
メジャー２年目で初めて“ヘン”になった外野守備は
上向き打撃に悪い影響を与えないだろうか
⇒ ２００４メジャーリーグ速報
・ メッツ・松井稼「外角の変化球」が最初の課題
・ マリナーズ・イチローが静かに燃やす“天敵エース退治”の闘志
・ ドジャース・野茂それでも一発警戒
⇒ ヘボ投手にぶつけられて史上２人目の両リーグで５００打点の快挙達成
“飼い殺し”清原は次なる大記録をどこの球団で祝ってもらえるのか
⇒ 高塚オーナー代行留任をゴリ押しした渡辺オーナーの“魂胆”
⇒ プロ野球 4月21日の試合結果
⇒ “アテネ前哨戦”でわかった日本五輪代表の問題点
⇒ 連載《このメジャーリーガーの正体 凄くて悪いヤツら》
・ カート・シリング（レッドソックス・投手・３７歳）
⇒ 連載《只今売り出し中のプロ野球安月給選手物語》
・ 内川 聖一（横浜・内野手・４年目・２１歳・年俸１８５０万円）
⇒ 連載《取材現場発 聞き書きコラム》
・ 岩本 勉（北海道日本ハム・投手・３２歳）
⇒ 連載《ゴルフイメージ革命 意識変換するだけで
ゴルフはこんなに簡単になる（大東将啓）》
・ 常に胸の前に手があるように振ることが大事
⇒ 連載《タフに生きたい 健康トラの巻》
・ 申し込む前にこれくらいは知ってなきゃ！！
長嶋サンの脳梗塞でブーム 脳ドックの基礎知識
⇒ 連載《あの人は今こうしている》
・ 「小さな日記」をヒットさせたフォーセインツの 志賀 正浩さん
⇒ 連載《この人に直撃！！》
・ 吉岡 美穂（タレント）
⇒ 完成披露試写に夫婦で出席してファンをビックリさせたが…
宇多田ヒカルの夫・紀里谷和明が監督した映画“キャシャーン”の気の毒な評価
⇒ 【結婚は？】同棲生活を含め１年の交際が続く中居正広と女性の仲
⇒ 【大ピンチ】ヤラセの報道番組に続き目玉のドラマもコケた日テレの苦悩
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≫ 養老孟司ばかりナゼ売れる 「死の壁」もバカ売れ
≫ ＡＶ、風俗に８００人を紹介 ５７歳スカウトマンの口説き文句
≫ 発覚！ 品川区議「政務調査費」の乱脈 生活費に回す猛者もいた
≫ 《ＢＳＥ牛肉偽装・ハンナン事件》捜査はどこまで伸びるのか
─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ １９３０年代ソックリという憂慮と懸念
■ 歴史が教えるこの道の行く先
■ 人質救出費用に税金が使われると問題にしているマスコミもあるが、役立たずの
■ 国会議員に莫大な税金をムダ遣いさせている方が大問題だと皮肉る声も
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その時代を知らない世代が国民の大部分となったこの国は、権力を弄ぶ
政治家と、それに迎合するマスコミの手で再び国家主義が復活している
人質に浴びせられる「自己責任」の名による非難中傷は、
戦前戦中の「非国民」という断罪と心情は通じている
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高遠菜穂子さんら解放された人質は帰国後、郷里に帰り、息を潜めるように暮らし
ている。韓国メディアが「まるで罪人」「村八分」と書いていたが、想像を超えるバ
ッシングに驚き、ショックを受け、今はひたすら首をすくめているしかないのだろう。
さすがに海外メディアがこぞって「政府やメディアの人質バッシングはおかしい」
と批判していたが、「どこ吹く風」なのが小泉政権だ。きのう（２１日）も福田官房
長官が参院本会議で「自らの行動が社会や周りの人にどのような影響を与えるかおも
んぱかることは社会人として当然。ＮＧＯの議論以前の常識だ」などと言い、執拗な
人質批判を蒸し返していた。ここまでくると、この国はホント、異常だ。
そもそもの発端は「自衛隊派兵」なのに、問題点をスリ替えたい政府は「自己責任
論」を振りかざし、世論誘導。「高遠さんらの非常識」で、コトを片付けようとして
いる。こんな政府の思惑にマスコミが乗っかり、流されやすい国民がマンマと洗脳さ
れている構図である。おかげで、自衛隊撤退の是非論を論ずることすら、はばかられ
るようなムードができあがってしまった。
「なかでも、先週外国特派員協会で開かれた人質家族の記者会見は異様で欧米の記者
は驚いていた。３日前まで家族を助けたい一心で自衛隊撤退を訴えていた家族が突然、
貝になったのです。『小泉政権の対応に満足しているか』の質問には『申し上げられ
ません』。『日本政府から批判するなと言われたのか』との質問にも『申し上げられ
ません』。イラだった記者が『今でも自衛隊の撤退を求めるか』と聞いても『申し上
げられません』と繰り返すだけで、箝口令が敷かれたかのようでした」（外国特派員）
なんだか、北朝鮮みたいではないか。揚げ句は「救出費用は人質たちに負担させろ」
という議論がどんどんエスカレートしていて、政府筋のリークなのか、救出費用は３
０億円だとか週刊誌などは騒いでいる。税金の無駄遣いを言うなら、まず断罪される
べきは国会議員なのに、日本のマスコミはトチ狂っているというしかない。
◆ 人質を「非国民」扱いする世相は極めて危険 ◆
この異様な光景に戦前を知っている人たちは「見過ごせない」と言っている。お上
に逆らって「自衛隊撤退」を訴えた人質や家族に対する常軌を逸したバッシングは、
戦前の「非国民」を連想させるのだ。朝日新聞の論説委員・高成田享氏はコラムでこ
う書いていた。
「家族が自衛隊撤退などについて口をつぐむようになるのを見ながら、有形無形の強
い圧力があったのだろうと同情した。個人の勝手な意見や振る舞いは『非国民』だと
して許さず、国家が理想とする人間像を強いたのが戦争中の日本だった。３人の自己
責任問題は残る。家族にも感情的な発言があったろう。だが、家族への非難を見ると、
かつての日本をつい思い浮かべてしまう」
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■ 銀行主導で地域分割 「ダイエー切り売り」が始まるゾ
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いよいよダイエーの切り売りが始まりそうだ。最後まで本社の意向に沿わなかった
高塚球団社長は、きのう（２１日）、事実上解任。球団とダイエー本体の最終処理を
行う環境が整ったからだ。
「ダイエーは３月１日付でメーンバンクのＵＦＪ銀行から送り込まれた常務が企画統
括専務に昇格。５月の株主総会で、１６人にいる役員の３分の１を入れ替え、三井住
友、みずほ出身の役員も昇進する。さらにＵＦＪから２人目の役員が送り込まれてい
ます。銀行も応分の負担を引き受ける覚悟ができた証拠で、いよいよ、銀行主導の最
終処理がスタートすることは間違いない」（銀行関係者）
ダイエーの最終処理とは、ズバリ、産業再生機構に放り込むこと。その後であれば、
買い手はいくらでもいるのだという。元メリルリンチ証券の流通アナリストの鈴木孝
之氏が言う。
「ダイエーのネックである１兆円近い有利子負債が圧縮されれば、外資のウォルマー
ト、カルフールや国内のイオンなどの大手流通がこぞって手を挙げるのは間違いあり
ません。ただ、丸ごと買収ではなく、いいとこ取りをしたい外資は非効率な店舗は引
き取らない。イオンも阪神地区にすでに多くの店があり、これ以上の店舗増は独占禁
止法に問われかねません」
最終的にダイエーは地域ごとに分割され、切り売りされることになりそうだ。
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。