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(回答先: 陳水扁総統の狙撃事件、捜査が難航 [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 29 日 01:06:10)
【台北・飯田和郎】開票結果による混乱が続く台湾総統選挙は、野党連合の連戦・国民党主席が29日、台湾高等法院(高裁)に、「選挙無効」などを求めた訴訟を起こすことで新局面を迎える。陳総統は提訴後、訴訟への同意書を送付し、票の再集計を行う考えを表明。野党側は原則的に受け入れるとしているが、29日にも実現する陳総統―連主席のトップ会談と共に、事態収拾につながるかが焦点となっている。
野党連合の弁護士が28日、提訴を明らかにした。「選挙無効」と「当選無効」の2種類で、選挙無効の訴訟は中央選管、当選無効の訴訟は陳総統と呂秀蓮副総統をそれぞれ被告とする。
同弁護士によると、提訴内容は(1)集計に不正操作があった(2)住民投票が同時実施されたため、総統選へ影響が出た(3)陳総統への銃撃事件が未解明(4)同事件への対応で軍・警察機関の公務員が投票できなかった――として無効を求める。
裁判所側は提訴を受理し、陳総統の同意書を確認すれば開廷や証拠調べをせずに全面的な再集計を命ずることができる。審議がスムーズに進めば、4月上旬の再集計実施が可能との見方もある。陳総統は27日の会見で「再集計の結果をすべて受け入れる」と述べるとともに、連主席に「結果を受け入れると声明を出すべき」と迫っている。
陳総統は無効票の半数以上が自分への投票との確証を持っている。また、再集計しても、約2万9000票差が覆されることはないと計算している模様で、上訴審(2審制)もあるが、司法主導の再集計で混乱の決着を図る決意だ。
ただ、野党側弁護士は、再集計だけでは(1)〜(4)の疑惑は解明されないと強硬な姿勢も合わせて示しており、今後の展開に不透明な部分もある。
一方、陳総統側近の邱義仁・総統府秘書長は28日、野党連合の国民、親民両党の幹事長と陳総統提案のトップ会談について電話で協議。陳総統は会談が実現した場合、司法結果の受け入れを直接、求めるのは確実だ。野党内には親民党を中心に再選挙を求める動きも出ており、対応などを検討しているとみられる。
[毎日新聞3月28日] ( 2004-03-28-19:54 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040329k0000m030041000c.html