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(回答先: 【韓国】イラク派兵規模の縮小可能性 [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 20 日 00:12:31)
イラクに派兵される韓国軍がこれまで予定されていたキルクークには向かわず、その代わり他の地域を選ぶことになった。国防部の発表は「韓米合意」だというが、実際は韓米間の意見の食い違いが調整されなかったため、次善策をともに模索することにしただけのことだ。
韓米の意見の食い違いとは、われわれが管轄することになっていたキルクーク地域でゲリラ根絶のための共同作戦をしようと持ちかけてきた米軍側の提案を、韓国側が受け入れなかったことによるものだ。
われわれの関心はこのような状況がイラクの平和定着と復興支援という当初の派兵目的と、対テロ戦争への同参および韓米同盟の強化というわれわれの派兵決定背景に、どのような影響を与えるかという点だ。
韓国側が設定した派兵部隊の任務は「平和と復興」だ。戦争に続きゲリラ戦が繰り広げられる地域で「平和復興」任務と「治安維持および独自の防御」といった任務の間に、果たして明確な境界線を引くことができるのか分からない。
よって、韓国政府が「駐屯地域で治安維持はイラク警察に任せ、われわれは平和復興任務にだけ専念…」すると発言した時から今日の問題が内在されていたということができる。
このような状況で国内の政治的要因のため、派遣軍の任務が「治安維持はしない」との点に限定されながら、米軍との共同作戦を結局拒絶することになったのだ。
韓国政府はキルクークの代わりにスペイン軍が撤収した地域に向かうこともできるというが、そこはポーランド師団の管轄地域だ。米国との共同作戦さえ断った韓国軍が、ポーランドの指揮を受けるはずがない。
よって、極端に言ってしまえば、結局行くと言っておきながら行けないか、もしくは行かない状況まで想定しないわけにはいかなくなった。
イラクの戦況が日増しに複雑化し、同盟軍として派遣されたスペイン軍の撤収決定で米中心の対イラク・テロ戦線も微妙な変化の兆しまで見せている現状だ。
このような流動的な状況で韓国政府の判断と決定はいつも以上に増幅され、同盟国米国に伝わるほかないだろう。韓国政府の出方次第では、いっそのこと派兵しない方がましだったという事態も招きかねない。政府の高度な総合的判断が要求される時だ。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/19/20040319000089.html