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ハイチでも「逆噴射」するかも知れ無いね
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投稿者 WW 日時 2004 年 3 月 08 日 05:00:41:sR33KXlyFJVSM
 

(回答先: 狡兎死して走狗煮らる? ハイチでアメリカ二重の詐欺 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 3 月 07 日 01:25:36)

今やアメリカ帝国は、世界のどこでも、失敗につぐ失敗を重ねている。「ゲリラ戦争」を甘く見て失敗したアフガニスタンやイラクだけでは無い。極東でも、アメリカ帝国の軍事力は、失敗を重ねていると言うべきだね。それは、日本の軍事力を含めての事だがね。
延期された挙句、やっと開かれた筈の北朝鮮核兵器を巡る6カ国会議も、アメリカや日本の意向は通らずじまいで終わったらしい。アメリカや日本としては、「帝国主義」むき出しで威嚇している筈だがね。しかし、北朝鮮の核「抑止力」を封じ込める事は、出来なかったらしい。アメリカ帝国は、既にその版図から南朝鮮や日本をも失いつつあると言う所以だね。

アメリカは、今や北朝鮮「核抑止力」の前に二の足を踏んでいる情況にある。それは、「拉致」事件の日本の政府にとっても、同じ情況だろうね。もっとも、「拉致」事件の「本家」だった南朝鮮では、拉致と言っても実際は拉致で無い場合もあり、政府が外交のテーブルに乗せる事はでき無いらしい。日本人の「拉致」では、その手の「複雑」なケースは余り無いだろうがね。

「拉致」と言えば、ハイチから亡命した大統領の場合も、同じらしいね。大統領アリスティドも、拉致監禁された挙句、国外脱出を選んだらしい。大統領を拉致したのは、やはり、アメリカ政府の「エージェント」だったらしいがね。
去年、イラクでフセイン政権を崩壊させたのは、アメリカだったらしいね。今のイラクのゲリラ戦争情況を前にして、フセイン政権が「崩壊」したと主張できればの話だがね。イラクの「政府機構」は崩壊したが、フセインの「政権」が崩壊したとは、言い難いからね。
今度のハイチ動乱でも、アメリカ政府は裏工作で以って「政権転覆」を実行したらしい。ベトナム戦争後に起きた、アメリカのニカラグア介入やらグレナダ侵攻やらパナマ侵攻やらと同じだがね。しかし、今回は、アメリカ中央軍は、その中枢部分がイラクやアフガンで釘付けになっているから、アメリカ政府もハイチの元軍人たちを利用し、少人数の「軍隊」で「反乱」を演出させたらしい。アメリカのメディアは勿論、イギリスのBBCも謀略放送局の面目をほどこし、この「反乱」演出報道で大いに「貢献」したらしいがね。
しかし、アメリカと「反乱軍」の思惑は、少し狂って来たらしいね。反乱軍のリーダーは、何と、アメリカ政府が呼びかけた武装解除を拒否したと言うからね。アメリカとしては、まさに「走狗」に手をかまれた思いだろうね。

ハイチでアリスティド政権が存続しても、あるいは無くなっても、アメリカにとり、別段、差は無かった筈だね。アリスティド大統領は、カストロともチャベスとも、丸で違う。彼は、アメリカに「盾を突く」ような事は、考えてもい無かったのでね。そのハイチで、今度のようなクーデタ計画を実行する必要は、無かった筈だね。
そして、今度は、「反乱軍」の武装解除拒否と言う「事件」まで起きている。ついでに、ベネズエラ大統領チャベスが、こう警告を発したのだね。アメリカがベネズエラでこの手の謀略を実行すれば、アメリカには「一滴たりとも」ベネズエラの石油を輸出し無いとね。この警告の後、原油価格が上昇している事は言うまでも無いのだね。

アメリカ政府が、必要の無い筈の「ハイチ介入」を決行したのは、政治的にも軍事的にも失敗だろうね。国際政治では、必要の無い紛争を起こし、それによりライバル国に消耗を強いる事は、定石ではあるがね。それは、アメリカがソビエト連邦に仕掛けたところの、第一次アフガニスタン戦争のケースでもある。
しかし、今度のアメリカのハイチ介入では、逆効果しか無いかもしれ無いね。アメリカは、旧宗主国のフランスにも、目の上のコブでもあるカナダにも、ハイチ派兵を許してしまった。この派兵が、フランスがアメリカ帝国領に打ち込んだ、「クサビ」となる事もあり得るのだね。

アメリカは、自分の「バックヤード」裏庭と呼んでいる中南米で、不必要な紛争を仕掛けたと言えるだろう。おのれで、おのれに対してだがね。アメリカ中央軍は、アフガンとイラクでさえ損失が激しく、員数不足に陥っている。その為、徴兵制の復活を議論し始める政治屋も出ているのだね。
この情況下で、不必要な紛争を自作自演したりするのは、アメリカ帝国政府が血迷っている証拠かも知れ無いね。さらに、そこで「走狗」の元軍人が「予想外」の反乱をはじめたりすると、アメリカ中央軍と帝国本国も、深刻な混乱に陥りかね無いね。アメリカ帝国やその属州が、2004年を以って「SAYONARA」を言わない事を祈りたいね。
ともあれ、アメリカ軍の「走狗」だった筈の反乱軍リーダーは、本物の反乱軍になる好機を得て、動き始めているらしい。ハイチ「反乱軍」が、このままアメリカの思惑を超えて成長すると、今度のハイチ介入は、アメリカ中央軍の自殺行為だったとも言われかね無いね。ハイチが、アメリカに「逆噴射」するかも知れ無いと言う所以だね。

チャベスの警告がきっかけで高騰した原油価格は、アメリカのノド元に、ナイフを突きつける結果となりそうだね。ついでに、自称「世界第二の経済大国」で、貧困が拡大している日本にもね。日本の「モフ」財務省は、小さな日本の経済政策ですら四苦八苦らしいからね。日本の一般民衆は、石油ショック「来襲」を見越した自衛策を講じるべきだろうね。
日本の場合、二月の20日だかにテロ警報が「誤報」された事から、急激な円売りに見舞われている情況にあるね。これは、円安に導く「謀略」だったと言う説が出ていると言うがね。しかし、それは、ちょっとうがち過ぎだろうね。
外国の投資家にとり、小泉とやらの対外侵略の「野心家」ぶりを見ても、日本「モフ」や日銀やらの「ドル買い」工作一辺倒の無策ぶりを見ても、既に「日本」そのものが「売り」対象でしか無い。「ソニー」の新しい家庭用ゲーム機ですら、評判は余り良く無いらしい。日本円を売るのも、当たり前なのだね。
政治であれ経済であれ、この手の「マネージメント」集団が堕落すれば、その集団は没落する。「エリート」を自称するマネージメント集団には、堕落すら許され無いのでね。堕落すれば、その国も企業も、もはや先が見えてくるからね。そして、今や日本の国に将来性の無い事が露呈した為、「円売り」も起きているのだろうね。

日本円で無く、ユーロを所有している日本人なら、今の円売りは問題無いかも知れ無い。しかし、日本人で、その手の資産分割をしている一般民衆はほとんど無い。今や、日本の国家的な「没落」で円安が始まっている反面で、アメリカ帝国の侵略戦争が失敗した為、原油価格が高騰し続けているのだね。となると、日本の一般庶民は、もうじき石油ショックに襲われるだろうね。
OPECが決めた原油の減産開始は、四月だね。しかし、既に原油価格の上昇ははじまっている。「メード・イン・ジャパン」の効率的な自家用車ですら、燃料の価格が高騰した為、売れなくなるかも知れ無いね。その解決策は、日本の政治屋にも官僚屋にも無いらしい。日本の民衆は、ただ自衛策を講じるしか無いと言う所以だね。

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