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革マル派「解放」第1812号 2004年3月29日
http://www.jrcl.org/
謀略テロの連続的強行
血迷う「一超」軍国主義帝国
(1) 3・11列車連続爆破謀略とスペイン政変
スペイン労働者・人民二百名余の生命を一瞬にして奪い去った凶悪な列車連続爆破テロ。三月十一日午前七時半から八時にかけて首都マドリード市内の三つの駅で惹き起こされたこの大事件は、ブッシュ政権・CIAが「国際テロリスト=アルカーイダの無差別大量殺人テロ」という構図≠つくりだし国際的に通用させることを狙って仕組んだ一大謀略である、と推断しうる。このことを、わが同盟は、事件勃発直後、間髪を入れずに暴きだした(本紙前号、第一面)。―― なお本号第三面を見よ。
(2) 「友邦同盟」崩落の危機
(3) イラク軍事占領の総破産
軍事的敗北とCPA軍政の破産、すなわちイラク軍事占領そのものの全面的破産をのりきるために、ブッシュ政権は「友邦同盟」諸国にたいして派遣軍の増派を強要し、「友邦同盟」諸国軍に「治安維持」(=ゲリラ掃討戦)の負担をおしかぶせることをも策している。まさにこの局面において、みずからが仕組んだマドリード列車連続爆破謀略が仇となり、スペイン政変が惹き起こされたのだ。この大激震のゆえに、アメリカ帝国主義はもはや打つ手なしの八方塞がりにおちいっているのである。
(4) 命運つきたブッシュ政権
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3・11マドリード列車爆破謀略事件
「アルカーイダ犯行声明」はミエミエのデッチあげ!
「わがアブ・ハフス・アルマスリ旅団は、いわゆる市民の死など悲しいとは思わない」――3・11マドリード列車爆破事件にかんする「アルカーイダの犯行声明」として報道されている文書は、右の一文だけでヤンキー謀略機関のデッチあげであることがミエミエだ。こうした言辞は、イスラム原理主義者とは無縁である。
この声明は、アルカーイダがみずからの闘いであることを否定し「アメリカの陰謀」として暴露したところの3・2シーア派信徒虐殺事件について、ただの一言も触れていない。これこそは、この声明の真の筆者が誰であるかを雄弁に物語っている。
この文書には、ムスリム的エートスのひとかけらもない。「神の思し召し」などの用語は、ムスリムの文書に見せかけるための小細工にすぎない。このかん発表されているビン・ラーディンの声明などに見られるアルカーイダの戦略・戦術・組織戦術というべきもの、それらに貫かれている彼らの思想と、この文書に書かれている内容はまったく無縁である。この「声明」は、イスラム原理主義者をたんなる「テロリスト」と見ることしかできないヤンキーCIAがデッチあげた、できの悪い作文にほかならない。このようなものとして、逆に、マドリードの爆破事件がCIAの謀略にほかならないことをしめす動かぬ証拠にほかならない。
墓穴を掘ったブッシュ政権
事件を「バスク過激派の仕業」として宣伝したいアスナールにたいして、ブッシュ政権は、あくまでも「国際テロ」への恐怖心を煽りたいがゆえに、これを「アルカーイダの犯行」としておしだした。謀略の首謀者であるブッシュ政権とアスナール政権との間のこのズレのゆえに、ブッシュ政権はアスナールが「バスク過激派」説を表明するたびごとに、それをうち消すような「証拠」を次々とデッチあげざるをえなかった。
こうしたズレと混乱のゆえに、ブッシュとアスナールは馬脚をあらわし、文字どおり墓穴を掘ったのである。