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(回答先: 参議院選挙である。(「政治ちゃんねる」より転載) 投稿者 真相ハンターK 日時 2004 年 6 月 21 日 23:44:29)
【自民党に関して】
>無批判にアメリカを追従している点。
小泉自民党のアメリカ追従に対する批判ですが、
象徴の一つがイラク問題だと思いますので、ここから考えてみます。
まず、我々の国は中東に石油を依存しています。そして、
この地域からの安定供給が保たれなければ辛酸を舐めるのは我々であります。だから、介入するのです。
紛争や飢餓で苦しんでいる国は世界中に存在し、独裁政権も世界中にあります。
すなわち、復興支援・人道支援を必要とする国は世界中にあるわけです。それでも、イラクにはこだわります。
なぜなら、この地域は日本にとって非常に重要だからです。
加えて、石油市場を牛耳っているのが米英の企業であることを忘れてはなりません。
北朝鮮問題、シーレーン問題、ドル依存の経済体質のことも忘れてはなりません。
以上の事を考慮してた上で、小泉自民党路線よりも納得のいく対論が示されなければならないと思います。
【公明党に関して】
>公明党は政権にすり寄って数合わせの政党になったと言わざるおえない。
この党は、どちらかといえば低所得者層の政党であります。
彼らが政権にすり寄って自らの政策を実現するのは一つの合理的な選択であると思います。
素晴らしい政策を練っても実現しなければ意味が無いですから。
【社民党に関して】
>社民党は終わっている。すでに世界的に社会主義は否定されているのだが、
>今日においても北朝鮮と決別しない政党に政権をまかせる訳にはいかないだろう。
社会主義とは何でしょう?
社会主義を標榜しても中身が独裁国家な例はいくらでもあります。
年金や社会福祉など、我々の生活に欠くことのできない、公的扶助、
相互扶助は社会主義の発想ではないのでしょうか?
北朝鮮問題については、野党の期間が多い社民党は、
いわゆるシンガンス釈放署名の件に見られるように、
与党との情報戦で不利な立場にあることを考慮しなければならないと考えます。
北朝鮮の体制が崩壊した時に一番困るのは、
国民に丸見えの活動をして来た社民党ではなく、裏取引をしてきた自民党でありましょう。
いずれにしても、歴史の長い政党は、過去の汚い面だけをほじくり返されると不利である事は否めません。
【共産党に関して】
>共産党はブレーキの意味合いにしか役に立たないだろう。
>総括による自滅から浅間山荘に至った思想集団の歴史を思い出したならば、
>理想論では政治はできないのである。
共産党と新左翼(浅間山荘事件を起こしたのは連合赤軍)を同一視するのはナンセンスでありましょう。
こういうのは、小泉総理や石原都知事を右翼集団と同一視する論法と同じであるように思います。
共産主義者を自負する者が必ずしも共産党とは限りません。
【民主党に関して】
>民主党は・・・
>自民党と同じ方向で方法論のみ論じる政党に存在意味は無い
民主党と自民党、よく見れば異なる点はいくつもあると思うのですが。
確かに、憲法改正(特に9条)や税制(消費税にウェイトを移す)など、大まかな方向性は似ております。
しかし、国民が二大政党制を望むなら、政策や方向性が似ていることは非常に重要であると思います。
なぜなら、政策や方向性が似てなければ、政権が変わる度に国政が大きく揺らいでしまい危険だからです。
二大政党化により、
・55年体制やアメリカに見られるような、お互いがお互いの弱みを握り合ってしまい、
国民の知らぬところで手打ちをするような談合と馴れ合いが起こる可能性がある。
・投票の半分は死票になり、国民の多様な意見が集約されない。
との事が言われますが、一方で、社会(国際社会も含め)が多様で複雑になってきている現代においては、
スピーディーな政治決着が不可欠であります。その点で、民主党の目指す保守二大政党政治は有利でありましょう。
以上。私の思うところとは違ってたりもしますけど、別々の視点に立って記してみました。