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(回答先: どの時点で、誰が、どのような根拠で「少女が加害者である」と判断し、結論を下したのか。 投稿者 Sちゃん 日時 2004 年 6 月 09 日 08:30:45)
Sちゃんさん、合理的推理をありがとうございます。
だいぶ私の頭の中も整理されてきました。
ところでカッターナイフの件です。
学校関係者か、救急隊員が、捜査員が到着する前に、少女が犯人だと断定することが出来たのか。
>小さなカッターナイフで(しかも刃が折れている)そのような傷を負わせることが可能なのか。
警察官ともあろうものが、ひょっとして別の凶器があるのではないか、と考えもしないのだろうか。
子供の首を斬る凶悪な殺人犯が、現場から逃亡したかもしれない危険性を、露ほども考えなかったのだろうか。
先ほど私も別のレスを書いたところです。
http://www.asyura2.com/0403/nihon13/msg/427.html
実はカッターナイフの性能について、卑近な例で申し訳ないのですが、昨日自分で体験したことがあります。
私は昨日郵便小包を受け取って開封(小包ですから開梱になります)しようとしたところ、小荷物はダンボールの箱にはいっていて、このダンボールの接合部分はガムテープを張って強化してあり、手先で開梱するのは不可能でした。
そのため開梱するための道具が必要なことがわかり、早速手元にあったカッターナイフを使用して開梱することにし、カッターナイフの刃先でガムテープをスーッと切り裂きはじけたところ、すぐにカッターナイフはパチンという音を立てて割れてしいました。
刃渡りは、これまで何度か割れてきたので残り2センチあるかないかでしたが、たいした力もなしにその残りの2センチも、刃先をガムテープ越しにダンボールに当てたとたん、割れたのです。このカッターナイフはもともとは刃渡り7、8センチほどのものです。加害者とされる少女のもちものと変わらない小型のものです。もとあったはずの刃先を本体から伸ばして20センチ以内です。
少女のものは
6月2日の朝日新聞
http://ntt.asahi.com/national/update/0601/022.html
より:
>警官が駆けつけた時、凶器とみられるカッターナイフは刃が折れた状態で学習ルームに落ちていた。長さ十数センチの細い刃の小型カッターナイフで、女児の持ち物という。
ほんのちょっとした衝撃だったのに、ガムテープの下のダンボールに当たった瞬間に、刃先に対して横への力がわずかばかり働いたのでしょうか。私は刃を斜めに立てて手前に引こうとしたつもりでした。
ここで発見したことは、わずか2センチも残っていない刃先ですらいとも簡単に割れてしまうということです。つまりこれより長ければ、身の部分は長い分だけ弱くなりもっと簡単に割れてしまう。
さらに、新品であって刃が本来の長さを保っていたとしても、下手な力が刃先に加われば、刃先はそれだけ支点としての付け根部分から遠くはなれているので強度が低いゆえに折れやすくなる。この刃が折れるときには根元から折れる場合もありうる、ということです。
加害者とされる女児のカッターナイフは普段筆箱に入れて落ち歩いていたものですから、少なくとも新品ではない。うっかりして衝撃を受けて割れていたかも知れない。しかも切れ味は長期間使用していれば落ちていたどろうと推察されます。
(ついでに言っておきますと、学校へはカッターナイフの携行は禁止されていたそうです。それでも加害者とされる少女は取り上げられることはなかったのでしょうか)
加害女児、事件10日前に男児にカッター振り上げる(Yahoo,読売新聞6月5日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040604-00000316-yom-soci
より:
>学校関係者によると、女児は教室内で夢中になって本を読んでいた際、横を通った男児にのぞき込まれ、いきなりカッターナイフを握った手を振り上げた。
という事実があったとされている。これをなぜ禁止事項違反として当該の男児は教師に伝えなかったのか、なぜこの事実があとからでてきたのか、あるいは作り話かは不明)
カッターナイフはなぜ簡単にパチンと折れるのか。
それには訳があります。事件の報道を読んでいて気づかずにきたのですが、今日の自分の経験から気づかされました。
このように簡単に折れるのは、カッターナイフにはそういう仕掛けがあるからです。長年使っていたのですが、こんなこと初めて気づいたといってよいでしょう。
刃には、刃先には切り込みがしやすいように鋭角の角度がついています。
しかも刃の身の部分にもこの角度と同様に同じ切り目が平行して(識別しにくいのですが)付けられています。これは何かの衝撃が加えられたときにパチンと割れやすくなっています。また鋭角の刃先の切れ味が悪くなったときに次の切れ味のよい部分が鋭角の刃先となるように(いわば金太郎飴のように)一番前にも押し出すために、ペンチではさんでパキッと割り落とすための切り目です」なのです。
このような仕掛けが刃には施されているので、たとえば刃先を出していてカッターナイフに横からの力が加わった場合には簡単に根元から折れてしまうのです。折れたその瞬間から、このカッターナイフは凶器としてもあるいは文房具としてもまったく無価値なものになってしまう。刃がなくなってしまうのです。
このうようなカッターナイフの(特に小型ならなおさら強度が低い)特徴を知っているものであれば、これを犯罪に凶器として使用する場合には、小型で刃の細いカッターナイフ一つだけでは簡単に殺害を成功させることは不可能だということがわかるはずです。もし事前に刃が折れて殺害に失敗したら次がないのです。