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(回答先: 国交相「三菱ふそう問題、事実関係解明に全力」 [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 12 日 17:16:06)
三菱自動車製のバスで99年、タイヤと車軸をつなぐ「ハブ」が破損し、前輪が外れる事故が起きた際、同社が運輸省(現・国土交通省)に対し、ほかに同種の事故はなく、対策は不要と文書で報告していたことがわかった。同社は当時、同じハブを装着したトラックなどで計15件もの同種の事故が起きていたことを把握していた。国交省は「(同社側に)詳しい説明を求め、法的な問題が明らかになれば厳正に対処する」としている。
事故は99年6月、中国ジェイアールバス運行の路線バスが、乗客9人を乗せ、広島県千代田町の浜田自動車道を走行中に発生した。
この事故を重視して原因究明と対策を求めた運輸省に対し、同社は同年9月に「不具合等原因調査報告書」を提出。この中で「同種苦情はなし」と報告、再発防止対策の欄にも「なし」と記入した。事故原因については「整備時の問題として推定する」とし、「多発性はないと思われ、処置は不要と判断する」との所見もつけていた。
03年1月に三菱自動車から分社化、商用車部門を引き継いだ「三菱ふそうトラック・バス」のコミュニケーションチームによると、この事故までに、15件の同種の事故があり、三菱自動車は販売店からの情報を受け、すべての事故を把握していたという。
同チームは、国に同種事故はないと報告したことについて、「15件の事故を起こしたのは、いずれもトラックや冷凍車だった」などとした上で、「当時の担当者の話を聞いていないので詳しくはわからないが、バスでの初めての事故だったので、トラックについて報告する必要はないと思っていたのではないか」などと説明した。
国交省は、「同じハブである以上、バスではない車種で同様の事故があることを報告書にまったく記載していないことに強い疑問を感じる。どのような経緯で報告書に記載している結論に至ったのか、ハブ問題を巡る三菱のこれまでの説明や報告が事実なのか、詳しい説明を求める。法律に違反するような悪質な故意があると判断できれば、厳正に対応する」としている。
三菱自動車の回答について、元同社の技術系幹部は「手前勝手な企業の論理。うそではないが、組織としての保守的な論理が働いたのではないか」と指摘した。
(03/12 06:21)
http://www.asahi.com/national/update/0312/007.html