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(回答先: 我々の生活の中にある古代文明の知恵を拾うという問題設定 投稿者 すみちゃん 日時 2004 年 4 月 17 日 21:27:24)
すみちゃん、こんばんは。
さっき柄にもなく、「雑談」へあっしら氏あての「恋文」を出しておきました。
すみちゃんやぷち熟女さんの「誠意ある対応」を見て、放っておけない気がしたからです。
レスありがとうございます。
「ジャパニーズ・ディアスポラ」論議に入る前に、ちょっと質問させてください。
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まっくす:
また、四大文明がそれぞれ独立並行的に発生したという教科書的常識は変だと思います。
どこかで先に発生し、他へ伝播したり、他で変化したりしたと考える方やはりが素直な気がします。
そういう意味では「突如降って湧いたように」栄えたシュメールを嚆矢とするのが、
一応常識的解釈だと思います。
すみちゃん:
そう思います。
「オケアノス」という異人が焦点です。
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「オケアノス」という「異人」について少し敷衍してくれますか?
特にこの神とシュメールの関係性について。
他の読者のために付け加えれば、「オケアノス」というのはギリシャ神話に出てくる神様です。
ホメロスは「万物のみなもと」がこの神だと歌っているそうですが、その他予備知識を
引用しておきます。
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http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/~minato/ocean.html
古代ギリシャでは,地球は平らで大地のまわりに大洋が広がり,そのはるか東では海も切れてしまい,
あとは魑魅魍魎が棲む「オケアノス」の世界が広がっていると信じられていた。
オケアノスにも人間が居住していることが西欧社会に知られるようになったのは,
せいぜい500年ほど前のことであり,オセアニアという語は「人間の住むオケアノス」という意味で
作られた。現在,地理学用語として用いられるオセアニアは,ウォーレス線の東に位置する
オーストラリア,メラネシア,ミクロネシア,ポリネシアをさしている。居住する人びとの系譜をたどれば,
オセアニアはアジアの島嶼部とは区分できず連続した空間でもある。
http://www.nhk.or.jp/denno/rekishi/m/005.html
【古代バビロニアの宇宙観】
世界地図の全体的な構図としては、平らな大地の上にドーム状の天が覆いかぶさっている形に
なっている。こうしたバビロニア人の宇宙観は古代ギリシア人にも受け継がれた。
彼らが描く世界図は、環状のオケアノス(大洋)が全陸地を取り囲んでいる様子を示している。
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ちなみに、オケアノスは英字で "oceanos" と綴り、英語の "ocean" の語源となっています。
その昔、地球は「お盆」のように考えられ、陸地のまわりは「オケアノス」(海や河)が取り巻いてると
イメージされていたようです。海や河なので当然、流動性がイメージされており、経済的にいえば、
陸地がストック、オケアノスがフローという関係になりますか。