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(回答先: “最後通告”に反発と困惑 名古屋・白川公園のテント撤去[中日新聞] 投稿者 なるほど 日時 2005 年 1 月 22 日 07:38:18)
ホームレスのテントを撤去する名古屋市職員ら=24日午前10時52分、名古屋市中区の白川公園で
名古屋市中区の白川公園に住んでいるホームレスに対し、市は二十四日早朝から行政代執行法に基づき、テントや小屋など七物件の強制撤去を始めた。一部でもみ合いがあったものの、逮捕者やけが人は出なかった。名古屋市がホームレスの物件撤去に踏み切るのは、一九九八年九月の若宮大通公園(中区)以来、二度目。
市は、樹木を剪定(せんてい)し花壇をつくる白川公園の改修工事を理由に、昨年十月から行政代執行法や都市公園法に基づく手続きを進め、テントなどの自主的な撤去を迫っていた。今月二十一日には「行政代執行令書」を出し、一カ月以内に市が強制撤去を行うと通告していた。
改修工事前の昨年七月に五十人以上いたホームレスは徐々に退去したが、八人が居残り。支援者らは「愛知万博に間に合わせようと、立ち退きを迫っている」「ホームレス支援策は不十分」などと、市側に方針転換を申し入れていた。
市によると、二〇〇二年に「ホームレス自立支援法」が施行されて以来、行政代執行によるテントなどの強制撤去は全国で初めて。
物件撤去を迫った理由について、市は「改修工事の支障になるほか、市科学館や美術館に隣接しており、市民から『子どもが安心して遊べる場にしてほしい』と苦情が寄せられていた」などと説明している。
市によると、市内のホームレスは二〇〇四年六月の調査で約千四百人。〇二年以降、体調を整えるための「緊急一時宿泊施設」(シェルター)と、就職活動をする「自立支援センター」の計四カ所を整備してきた。
〇四年六月までの二年間で、これらの施設から就職するなど自立を果たした人は約三百人。さらに民間団体の支援でアパートに入居した約四百人を加えると、計七百人が路上生活から脱した。
しかし、この二年間のホームレスの減少幅は約三百人にとどまり、市健康福祉局は「対策を追いかけるように、新たなホームレスが生まれているのが実情」としている。
■憲法理念に反する 名古屋の弁護士らでつくる「ホームレスの反排除を求める法律家有志」は、今回の行政代執行について「強制的な排除であり、健康で文化的な最低限度の生活を保障する憲法の理念を踏みにじる」などとする抗議声明を発表した。
■松原武久市長のコメント 長期間にわたり、三百回以上の自主的な撤去の指導や福祉相談を繰り返してきたが、苦渋の判断として今回の代執行となった。対象となられた方には、健康福祉局による臨時相談所で生活相談に乗ることにしており、自立に向けて歩まれることを望む。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050124/eve_____sya_____010.shtml