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(回答先: 名古屋・白川公園テント撤去:路上生活者ら「手続き中止を」−−市に求める/愛知[毎日]万博向け? 投稿者 なるほど 日時 2005 年 1 月 20 日 18:59:18)
名古屋市中区の白川公園に住むホームレスのテントや小屋をめぐり、市は二十一日、強制撤去への“最後通告”にあたる「行政代執行令」をホームレスに手渡すなどして通知した。市は、公園の改修工事を理由に撤去を求めてきたが、二十一日現在で八人が残っている。残った人たちは「万博開催までに退去させようとしているだけ」などと反発しており、六年ぶりの行政代執行法による強制撤去の可能性が強まってきた。 (阿部 伸哉)
「勝手に追い出すなんてもってのほかだぞ」「(テントを)取れるもんなら取ってみな」
市職員約二十人が公園で「代執行令書」を手渡し始めると、ホームレスたちから怒声が飛んだ。
職員たちが手渡したのは、来月二十日までに市が強制撤去に踏み切ると通告した文書。市は法的に、いつでも行動に移せる態勢に入った。
市は、昨年十月から開始した同公園の改修工事をきっかけに、ホームレスらの退去を積極的に働きかけ始めた。その他の公園でも退去を働きかけているというが、同公園には市科学館や美術館が隣接しており、市民から「子どもが安心して遊べる場に」などの声が特に強かったという。
市は、都市公園法による「除却催告」を出したのを手始めに、法的手続きを次々と進め、今月十二日には行政代執行法による「戒告」を出して、強制撤去を辞さない姿勢を打ち出した。
この間、ホームレスや支援団体は「話し合いによる解決を無視している」「市のホームレス自立支援策は不十分」などと、十回近くにわたり抗議や申し入れを行った。
市側は支援団体の指摘を受けて、緊急一時宿泊施設(シェルター)に入所せずに生活保護を受ける選択肢も、ホームレス側に説明するようになった。だが、原則で半年間、入所できるシェルターなどを挙げ「十分な支援策は取っている」との立場を崩していない。
昨年十月に四十物件あったテントや小屋は、現在は七物件にまで減った。退去した人の大半はシェルター入所か生活保護を選んだが、八人は別の公園に移ったのか行方知れず。市は、ホームレス一人につき平均約三十回にもわたって説得したとして「ねばり強く話し合った結果」と胸を張る。
市の繰り返しの説得は、現在も残るホームレスには「昼夜を問わない嫌がらせのような訪問」と映っている。
「やり方が汚い。退去した人は根負けしただけだ」。一人の男性は吐き捨てるように言った。
公園に十年近く住むという吉村芳弘さん(57)は「仕事があれば、こんな所に住んでないよ」とつぶやいた。午前四時三十分に起床して、建設関係の仕事を探す毎日というが「仕事をもらえるのは若い連中だけ。安定した仕事がなければ結局、野宿しかないんだよ」とあきらめ顔だ。
吉村さんの友人、梶浦春雄さん(58)は「市民の迷惑にならないように公園の隅に小屋を建てている。毎日、小屋の周りを掃除しているのに、“ごみ”扱いされて…」とこぼす。
市は、「自主的な撤去の動きがある間は、強制撤去はしない」としているが、残った人の多くは「市とは感情のもつれもある。最後まで闘う」と口をそろえた。
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20050122/lcl_____ach_____002.shtml
みなさま。長居公園の中桐です。
名古屋の白川公園の情勢がいよいよ緊迫してきました。
白川公園の仲間を支えている笹島日雇労働者組合からの連絡によると、12日付
けでテント撤去を求める『戒告書』が17軒を対象に出て、18日が自主撤去期
限とされています。早ければ19日早朝(4時?5時?)にも強制排除(行政代
執行)があるとの見通しです。
これを受けて、19日9時30分から白川公園で炊き出し集会をおこない抗議と
抵抗の声を上げていきます。(19日早朝に代執行があった場合には、抗議の取
り組みと今後の方針討議に切り替えます。)時間の許す方は白川公園に集まりま
しょう!中桐も大阪の仲間とともに行きます。
また17、18日で笹島連絡会の『異議申立書』と弁護士の『警告書』を提出し
記者会見をとりおこないます。みなさまにも改めて、名古屋市に抗議の声をたた
きつけてもらえるようお願いします。
白川公園はかつては140軒のテントがあり野宿の仲間が生活していました。
名古屋市は長居公園と同様の手法により「シェルター(仮設一時避難所。入所期
限はわずか6ヶ月)」を設置し、「自立支援」だのと美名を装いながら「入所か
排除か」の二者択一を迫る実質的な強制追い立てを行ってきました。『愛・地球
博』とやらの万博開催を今年3月に控えていますが、こうした事情もサッカーW
杯開催と大阪五輪誘致を控えていた大阪・長居公園と共通します。「華やかな」
国際イベントや皇室行事の背後で常に、「美観」や「治安」を名目に野宿者は追
い立てられてきました。
多くの仲間がシェルター入所や退去を強いられ(生活保護を受給することができ
たのは、1月5日時点でわずか6名と聞いています)、現在は20数人の仲間が
強制排除に抵抗して踏ん張っていますが、みなアルミ缶拾いや日雇い労働などで
自ら生計を立てている自立した労働者です。また、20人ほどの仲間がテントを
張ることもシェルターに入所することも許されず公園内で露天での野宿生活を強
いられています。「管理の適正化」と「野宿者支援」とを意図的にごっちゃ混ぜ
にした対策の矛盾は明白です。この名古屋市の動きは、一定の要件(=収容所を
設置することなど)のもと「(行政は)必要な措置を講じる(=強制排除を意味
する)」としたホームレス特別措置法(第11条)のもと、このような強制排除
が全国に波及する恐れが非常に強いものです。
厳冬の最中の叩き出しは、野宿者の生活と生命をまさに危機的な状況におとしめ
るものです。全国的な抗議を集中し、行政に打撃を与え、強制排除を阻止してい
きましょう。
また、野宿者排除の局面での行政による強権発動を、戦時体制下の治安管理体制
作りの一環と看破し、広範な連帯による抵抗運動を作り出しましょう。戦争は国
境の向こうでもこちらでも理不尽に人を殺します。反戦運動への弾圧が相次ぐ中
、昨日も関西で最も戦闘的なたたかいを担ってきた関生(カンナマ、全日本建設
運輸連帯労組関西地区生コン支部)が弾圧を受け4人が逮捕されたうえ、悪質な
報道が垂れ流されています。辺野古では国家がむき出しの暴力をふるっています
。世の中相当ヤバいです。
注目と連帯を!
(以上の文責は中桐にあります。その旨明示していただいた上で、どんどん転送
してください!意見・質問は以下の中桐の携帯電話まで。)
中桐康介
090-1953-0886
na09019530886 at ezweb.ne.jp